2012年7月8日(日) 

　6月30日(土)中京芝2200mに出走し10着とした後、4日(水)に栗東近郊にある島上牧場に放牧に出されたウインシュールマン。小倉開催での次走へ向けて疲れを取りながら徐々にピッチを上げられていく予定でしたが、6日(金)になり右前脚の裏に腫れが確認されました。すぐにエコー検査を行ったところ、残念ながら「屈腱炎」という診断が下ってしまいました。
　シュールマンは以前にも同じ箇所に屈腱炎を患った過去があり、休ませて回復を待ったとしても再発の可能性があること。また、損傷率は18パーセントと軽症ではなく再び1年以上の休養が必要となることから、関係者で協議を行った結果、現役引退を決定しました。
　森調教師は「前走はかなり速い時計での決着でしたから脚元に掛かる負担も大きかったのだと思います。一度は屈腱炎を乗り越えてくれた馬で私としても思い入れの深い馬ですから残念です。申し訳ありませんでした」と頭を下げておられました。
　シュールマンは本日8日(日)に中央競馬の登録抹消の手続きを行い、今後につきましては、滋賀県にある甲賀ファームにて乗馬となることが決まっています。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　出資会員の皆様には、ここまで長きに渡りシュールマンに温かいご声援をお送りいただきましたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2012年7月5日(木) 

　先週の中京では高速馬場に対応できずに見せ場なく10着という結果に終わったウインシュールマン。レース後はそのまま放牧に出る予定でしたが、一旦栗東トレセンへ帰厩。3日(火)までは厩舎周りの引き運動を中心としたメニューで様子が見られ、昨日4日(水)に栗東近郊にある島上牧場に放牧に出ています。さらに近日中にはグリーンウッドへ移動の予定となっています。
　徳江調教助手は「前走は落鉄がありましたし、高速馬場の影響もあって消化不良の一戦となってしまいました。トレセンへ戻ってからの馬体のチェックでは異状はありませんでしたから、小倉開催へ向けてエネルギーを充電してきて欲しいですね」と話していました。
　予定通りこの後は少し間隔を空けて小倉競馬へ参戦の予定です。

2012年6月28日(木) 

　今週の中京土曜8R芝2200mに出走を予定しているウインシュールマンは、昨日27日(水)に坂路で最終追い切りがかけられました。4F57秒1、ラスト1F13秒6という軽めの内容となりましたが、中1週での競馬ですから心配はありません。
　徳江調教助手は「馬体重は前走時から10キロほど増えました。前回は福島輸送ということで馬体をかなり大きく造りましたが、輸送時間の短い中京ならそこまで減る心配もありませんからね。勝ち星を挙げているのはどちらも左回りですから中京コースも合うと思いますよ」と話していました。
　そして、追い切り明けの本日28日(木)は森厩舎恒例の120分の引き運動で終始され、午後の出馬投票では予定通り今週の中京土曜8R芝2200mに出走が確定しています。なお、ジョッキーは、当初は中井騎手が騎乗する予定でしたが、所属厩舎の馬が急遽参戦することになった関係で、デビューから3戦連続で手綱を取った浜中騎手に変更となっています。

2012年6月21日(木) 

　先週の福島「開成山特別」芝2600mでは中団追走もまったくいいところがなく8着という結果に終わったウインシュールマン。日高調教助手は「いい感じでレースを進めているように見えたのですけどねぇ。前走からプラス体重でしたが、出発時より20キロほど減っていましたし、それが影響したのか、そもそも福島までの長距離輸送が合わないのか・・・。難しいですね」と頭を悩ませていました。
　なお、前走後は無事にトレセン帰厩し、本日21日(木)までは厩舎回りの運動で様子が見られています。次走に関しては、当初は中1週で来週の福島土曜12R芝2600mへ向かうことになっていましたが、来週の中京土曜8R芝2200mに向かうプランに変更となっています。