2014年4月23日(水) 

　先週の阪神では、道中はハミを取って進んでいき、いい手応えで直線に向いたものの、最後はバッタリ止まってしまったウインベルカント。ここ2戦の敗因はハッキリしていましたが、今回はまったく不利なく進んでのこの結果です。このクラスでも連対歴はありますが、顔面麻痺、目の外傷に加え、年齢的にも以前のパフォーマンスを望むのは厳しい状況となっています。
　これを受けて、関係者一同で協議を行ったところ、今後ベルカントがこのクラスで勝ち負けに持っていくのは非常に厳しいという結論に達し、現役引退を決定。本日23日（水）に中央競馬の登録を抹消しました。
　今後は、地方競馬の馬主に売却し、地方・金沢競馬に移籍予定です。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　度重なるアクシデントに加え、美浦に転厩までして現役を続けさせていただきましたが、結果を残すことができず、出資会員の皆様には大変申し訳ありませんでした。ここまで長きに渡り、温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2014年4月17日(木) 

　今週の出走を予定しているウインベルカントは、昨日16日（水）にPコースにて追い切りがかけられました。相手は3歳未勝利アイティルビーで、ベルカントが追走してスタート。4コーナーでは馬なりのまま内から差を詰め、直線では併せ馬の形に。そこからピッチが上がりましたが、ベルカントは瞬時に反応はできず、格下の相手に1馬身の遅れを取ってのゴールとなっていました。
　奥村調教師は「ポリトラックの走りは相変わらずいいですね。ただ、やはり瞬発力勝負では分が悪く、ペースが上がったところでスッと動けないんです。そういう意味では時計の掛かるダートというのが一番合っているのでしょう。なんとか上がりが掛かる馬場になって欲しいですね」と話していました。
　そして本日17日（木）は追い切り明けということで、軽めの運動で様子が見られ、午後からの出馬投票に臨みます。当初は今週の中山土曜12R「利根川特別」ダート1800mに松岡騎手で出走予定でしたが、そこは除外濃厚だったことから、今週の阪神日曜12Rダート2000mに切り替え、そこに公営・園田競馬の川原騎手で出走が確定しています。

2014年4月10日(木) 

　来週の出走を予定しているウインベルカントは、週末6日（日）にはPコースで追い切りがかけられ、前走後初めての時計を出しています。
　昨日9日（水）もPコースで追い切りがかけられました。単走でスタートすると、楽な手応えのまま直線に向かい、そこから鞍上に強めに追われましたが、最後までスムーズな脚取りでゴール板を通過していました。
　騎乗した調教助手は「気持ちも前向きで行きっぷりも良かったですし、疲れも抜けていい状態だと感じます」と笑顔で状態を報告していました。
　また、奥村調教師は「この中間はポリトラックを使っていますが、トモが弱いベルカントには坂路やウッドよりポリの方が走りやすいんでしょうね。非常にいい動きを見せています」と語っていました。
　そして本日10日（木）は追い切り明けですが、軽めの乗り運動を消化していました。なお、次走は来週の中山土曜12R「利根川特別」ダート1800mが本線となっており、ジョッキーは松岡騎手の予定となっています。

2014年4月3日(木) 

　前走後は少しダメージがあったウインベルカントですが、先週一杯は楽をさせたことで、疲れも回復。背腰の状態も良くなり、硬さも抜けてきています。それでも次走まで少し間隔を空ける予定ですから、今週は追い切りは行わずに軽めの調整。昨日2日（水）、本日3日（木）ともに角馬場からコースでキャンターというメニューを消化していました。
　騎乗した調教助手は「先週は少しグタッとしていたかなと思いましたが、もうこの通り疲れもなくなりました。左目も気になりませんし、状態はいいと思います」と馬上から話していました。
　なお、次走は4月19日、中山土曜12R「利根川特別」ダート1800m、もしくは同週の福島土曜11R「ラジオ福島賞」ダート1700mが候補として挙がっています。