2015年5月5日(火) 

　先週の新潟では、好位からスムーズにレースを進められたものの、3、4コーナーでのペースが上がると後続に飲み込まれ、離れた最下位という結果に終わってしまったウインサーガ。過去に好走歴もあるように芝の長丁場という条件は悪くありませんでしたし、レースを使いつつ状態も上向いていただけに、年齢的な衰えを認めなくてはならない結果となってしまいました。
　近走の結果を踏まえて、関係者一同で協議を行ったところ、以前の走りを取り戻すのは難しいと判断し、誠に残念ではありますが、ここで現役を引退することが決まりました。なお、サーガは明日6日(水)に中央競馬の登録を抹消する予定です。
　今後は、サラブレッドオークションに出品の予定で、売却金額や出資会員の皆様への分配金額に関しましては、JRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りする引退通知書にてお知らせいたします。
　出資会員の皆様には、ご期待に添えず、大変申し訳ありませんでした。ここまで温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2015年4月30日(木) 

　今週の出走を予定するウインサーガは、昨日29日（水）にニューポリトラックコースで最終追い切りがかけられました。担当の杉村調教助手が騎乗して、単走で直線は軽めに仕掛けられる内容で、6F80秒6、ラスト1F12秒4というタイムを余力残しでマークしています。
　同助手は「芝のレースを意識して時計の出るポリトラックで追い切りましたが、直線に向いて右手前から左手前にスムーズに変換できたまでは良かったのですが、いざ追い出すと重心が沈まず、反応としてはもうひとつでしたね。芝で走る馬はグッと反応してくれるタイプが多いのですが、ジリッぽくなってしまいました」と追い切りの感触を説明します。
　続けて「今回は距離が延びる分、キレがあまり要求されないのはプラスですが、スタートを決めてなるべくいい位置で競馬を進めたいところですね。それと右回りの調教では今ひとつだったので、左回りの新潟に替わって良さが生きてほしいところでもあります。あまり大きなことは言えませんが、この馬自身状態は変わらずいいので、このあたりでメドを立てたいところです」と意気込みを話していました。
　なお、追い切り明けの本日30日（木）は厩舎周りの引き運動の調整で、午後の出馬投票では、今週の新潟日曜8R芝2400mに中井騎手とのコンビで出走が確定しています。

2015年4月23日(木) 

　来週の新潟日曜8R芝2400mに中井騎手で出走を予定しているウインサーガは、昨日22日（水）、本日23日（木）はともに角馬場での乗り運動後、Pコースをキャンターというメニューで乗り込まれています。
　担当の杉村調教助手は「徐々に毛ヅヤが良くなってきましたし、状態は良くなっている印象です。トモがもう少ししっかりしてくれればという気持ちもありますが、次は前走よりいい状態で迎えられると思うので、改めて期待ですね」と語っていました。

2015年4月16日(木) 

　久々の芝レースだった先週の福島では、道中は追走に苦しみ、直線はジリジリと脚を伸ばすも12着止まりだったウインサーガ。担当の杉村調教助手は「スタート直後に外枠のアンちゃんが乗る馬に寄られてしまいましたし、そういう意味では運もなかったですね」と敗因を分析しますが、「調教はしっかりと動けていただけに、もう少し結果が付いてきて欲しかったところです」とも振り返っていました。
　レース後は大きなダメージもなく順調で、本日16日（木）から乗り込みを再開。馬場内の周回コースで軽めに乗られた後、坂路を楽走で1本のメニューを消化しており、今後についてはこのまま在厩で調整し、中2週で、5月3日、新潟日曜8R芝2400mに引き続き中井騎手とのコンビで向かう予定です。
　同助手は「どうしてもトモに疲れが溜まりやすい馬で、これまでレースでひどくモタれてしまったのはその影響もあったのでしょう。前走時はその疲れも抜けていい状態でしたし、真っ直ぐ走れたということについては収穫でした。次はもう少しいいところを見せたいですね」と前進を期待していました。