2012年2月8日(水) 

　リフレッシュ放牧のため、北海道のコスモヴューファームへ移動したウインラウニカ。前走時も不可解なテンションの高揚から本来の姿を見ることができませんでしたが、コスモヴューファームへ移動後、初めはテンションの高さが見受けられましたが、最近は他の馬とも仲良く放牧されていました。
　そして、本日8日（水）、いつも通り早朝に放牧地に放されたラウニカでしたが、そのすぐ後、他馬をパドックへ引いている際、牧柵に脚を突っ込んだ状態で横たわっている姿が確認されました。ただの寝そこないにより、牧柵に脚が挟まっているだけなのかと思い、脚を牧柵から離しましたが、それでもラウニカは立ち上がろうとしません。その際、右トモの骨折が確認され、自力で立ち上がることができない状況から、残念ながら獣医師の診断により安楽死の処置が取られました。いまはただラウニカの冥福を祈るほかありません。
　その後の解剖の結果では「右後脚脛（ケイ）骨骨折」との診断が下りました。考えられる原因としては、放牧地で興奮状態となり、走り回っているところでバランスを崩し横転し、その際に右トモに大きく負担が掛かったことで脛骨骨折に至ったのではないかということでした。しかし、放牧中の事故で見ていた者がいないだけに、実際に何が起こったのかは分かりません。コスモヴューファームからは「放牧中の不慮の事故とはいえ、このような事になってしまい本当に申し訳ありませんでした」とお詫びの言葉がありました。
　出資会員の皆様には、志半ばでこのような事態になってしまったことを心よりお詫び申し上げますとともに、ここまでラウニカに温かいご声援をいただきましたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
　なお、本馬は3歳馬のため、競走馬保険対象額が出資金の70パーセントとなります。今後のお手続きに関しましては2/27（月）のお引き落としを最後とし、保険金、見舞金の支払い、維持会費の精算は規約通り翌々月末の4月末となります。
　また、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。

2012年2月3日(金) 

　現在、北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。普通放牧を消化しています。
　担当者は「言われていた動きの硬さはあまり気にならないのですが、とにかくテンションが高いことが気になりました。初めての環境ということもあるのでしょうが、気持ちに余裕が持てない感じで、常にカリカリしている日が続きました。こういう状況だと調教を進めていくことはかえってマイナスになりますので、まずは広い放牧地でゆっくりさせてあげることが先決です。1週間普通放牧を行ったことで、だいぶ落ち着きを取り戻してきましたし、少しずつ気持ちに余裕が出てきているのが分かります。ただ、すぐに乗るのではなくもうしばらくはリフレッシュさせたいと思います」と話していました。

2012年1月27日(金) 

　1/25（水）に茨城県・鉾田のビッグレッドファーム鉾田を退厩、1/26（木）に北海道・新冠のコスモヴューファームへ移動しました。パドック放牧を消化しています。
　担当者は「ビッグレッドファーム鉾田でも坂路調教は継続していたようですし、こちらで全身チェックをしても、特に傷んでいるようなところはありませんでした。歩様は若干硬さがありますが、気になるほどではありませんし、馬も元気一杯です。精神的なリフレッシュということですので、今後は2週間くらいは放牧で様子を見たいと思います」と話していました。

2012年1月20日(金) 

　茨城県・鉾田のビッグレッドファーム鉾田にて調整を進めているウインラウニカは、近日中に北海道・新冠のコスモヴューファームへ移動することが決定しています。
　8日（日）より坂路調教を再開しましたが、どこが悪いということはないものの、いい頃と比べると若干の硬さが見られ、動きに物足りなさが感じられました。当初はカイバを残す日が続いて馬体を大きく減らし、その後は便秘による疝痛にもなったように、現在バイオリズムが悪い状況にあるようです。そこで、北海道の広い放牧地でリフレッシュ放牧を挟むことが今のラウニカにとって最善の方法であると判断しました。今後は馬運車の手配が整い次第、移動という段取りになります。