2014年9月30日(火) 

　ウイングリートは今週の出走を目指して調整中でしたが、本日30日(火)の調教後の歩様が芳しくなく、馬体チェックを行ったところ両前球節に腫れが認められました。放牧時にも確認されていたように、球節部の軟骨がすり減っていることが原因と考えられ、加用調教師からも「腫れと痛みがある状況ですから、追い切りをかけることはできません」との報告を受けています。
　すり減った軟骨の再生は休養を与えたとしても約束されるものではなく、今後も同じような症状により満足にレースへ出走できない可能性が高いため、協議の結果、このタイミングでの現役引退を決定しました。明日1日(水)に中央競馬の登録を抹消いたします。
　今後は地方競馬の馬主へ無償で譲渡することが決まっています。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　出資会員の皆様には、4歳秋のこれからという時期に引退の運びとなってしまい、大変申し訳ありませんでした。これまで温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2014年9月25日(木) 

　先週19日（金）に栗東トレセン・加用厩舎へ入厩したウイングリート。翌日からは順調に乗り込みをスタートしており、昨日24日（水）には坂路で帰厩後初追い切りがかけられました。グリートには松若騎手が騎乗し、古馬500万下エゴイストとの併せ馬で同時にスタート。前半は松若騎手が抑えるのに苦労するほどグリートの行きっぷりが目立ちましたが、後半に差し掛かるあたりでは脚色が逆転。ラスト1Fはグリートの脚が完全に止まってしまい、3馬身ほどの遅れを喫してします。時計は4F53秒8、ラスト1F13秒8でした。
　追い切りを見守っていた加用調教師は「行きっぷりが良かったのは最初だけでしたね。最後の止まり方はちょっといただけません」と渋い表情を見せますが、それでも「来週はもう1本追うことができますし、もう少し上向いてくれることでしょう。あとは相変わらずテンションが高いので、もう少し落ち着いて欲しいところですね」と来週の変わり身に期待していました。
　なお、追い切り明けの本日25日（木）は運動のみで楽をさせてもらっていました。復帰戦は、来週の阪神日曜8Rダート1800mに2キロ減の松若騎手で出走を予定しています。

2014年9月17日(水) 

　14日（日）に茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田へ到着、19日（金）の検疫で栗東・加用厩舎へ入厩の予定です。
　担当者は「到着後軽い疝痛がありましたが、その日のうちに回復しましたし、まったく心配はいりません。昨日16日（火）からは坂路で乗っていますが、抑えるのに苦労するほどの行きっぷりです。体調面に問題があったらこれだけ動けませんからね。状態はいいと思います。明日こちらを出発する予定となっています」と話していました。

2014年9月10日(水) 

　北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。ウォーキングマシンの運動を行っています。
　担当者は「最近は脚元に不安が出ることもなく順調に乗り込むことができましたし、馬体の仕上がりは悪くありません。それに健康状態も良好ですよ。追い切りでは動きがまだ多少モッサリしていましたが、動ける状態です」と話していました。