2014年6月25日(水) 

　先週の東京では、スタートこそ速かったものの、その後は徐々にポジションを下げ、直線でもまったく脚を使えなかったウインクラージュ。芝でのデビュー後、休養を挟んでダート短距離に舞台を替えたましたが、トモの緩さと伸びて走ってしまうフォームから、道中は脚が溜まらず、直線ではバッタリという競馬が続いています。これまでのレース内容から、関係者一同で協議の結果、今後レースで勝ち負けに持っていくことは非常に困難であるとの結論に達し、誠に残念ではありますが、ここでの引退を決定。本日25日（水）に中央競馬の登録を抹消いたしました。
　今後は売却し、地方・名古屋競馬に移籍予定です。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　出資会員の皆様には、ご期待に添えず、大変申し訳ありませんでした。短い間でしたが、温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2014年6月19日(木) 

　中1週で今週の出走を予定しているウインクラージュは、昨日18日（水）にWコースにて追い切りがかけられました。相手は3歳未勝利ダイワバリューと2歳新馬トーセンリバティで、クラージュが大外に位置取ります。直線に向かうと一度は馬なりのまま前に出たクラージュですが、その後は2歳馬にも盛り返され、最後は強めに追われてなんとか併入に持ち込んだところがゴールでした。
　上原調教師は「最後は手が動きましたが、クラージュはかなり外を回っていましたし、動きは悪くなかったですよ。むしろ使いつつ動きは良くなってきているくらいです」と追い切りを説明。続けて、「前回はああいう馬場になってしまい、ラストの脚を見極められませんでした。今回はなんとか良馬場で最後にどれだけ脚を使えるかを見てみたいですね」と語っていました。
　そして本日19日（木）は追い切り明けですが、軽めの乗り運動を消化し、午後からの出馬投票で、最終的に今週の東京土曜4Rダート1400mに投票し、出走が確定しています。なお、ジョッキーは引き続き大野騎手に決まっています。

2014年6月12日(木) 

　先週の東京ではスタートは良かったものの、その後はポジションを下げてしまったウインクラージュ。不良馬場ということもあり、後続の馬達にはまったく出番はありませんでしたが、それでも追い出してからはいつものようにバッタリではなく、ジリジリながらも伸びていたことは評価できる点です。
　レース後は、中1週で使ったダメージはなく、本日12日（木）から乗り運動を再開しています。なお、次走は再び中1週で東京のダート1300mもしくはダート1400mへの出走も視野に入れています。

2014年6月5日(木) 

　中2週で来週の出走を予定していたウインクラージュですが、レース後も反動は皆無だったことから、「出られるようなら今週でも行けるようにスタンバイしておきましょう」と上原調教師から連絡があり、予定を前倒しすることが決まっています。
　昨日4日（水）には坂路で最終追い切りがかけられました。この日は珍しく坂路を選択し、デビュー前の2歳2頭を誘導する形でスタート。ラストは真ん中に位置取ったクラージュは、最後まで鞍上が手綱を動かすことなく、トーセンリバティ、ムーンビューティの2歳馬に1馬身の先着を決めていました。
　上原調教師は「2歳馬相手ですから当然ではありますが、最後まで余裕がありましたね。トモに緩いところはあるのですが、こうして坂路でしっかりと動けているわけですし、少しずつ良くなっていますよ」と上積みを認め、最後に「ダートも2回目で慣れが見込めるでしょうし、1200ｍは少し忙しかった印象ですから、距離延長も歓迎。なんとかいいところを見せたいと思っています」と意気込みを語っていました。
　そして本日5日（木）は軽めの乗り運動を行い、午後からの出馬投票で今週の東京土曜3Rダート1300mに大野騎手で出走が確定しています。