2015年4月7日(火) 

　先週の中山では、スタートをもっさりと出て、その後はジョッキーが追っ付けながらも、追走で一杯という内容で、勝ち馬からは大きく離されてしまったウインアヴァンティ。最近は調教の動きは良化してきたものの、デビューから3戦の内容を見ると明らかに競馬のペースには対応ができていません。
　そこで、レース後に関係者で協議の結果、今後未勝利戦を勝ち上がるのは非常に難しいと判断し、誠に残念ではありますが、ここで現役を引退することが決まりました。なお、アヴァンティは明日8日（水）に中央競馬の登録を抹消する予定です。
　今後は、サラブレッドオークションに出品の予定で、売却金額や出資会員の皆様への分配金額に関しましては、JRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りする引退通知書にてお知らせいたします。
　出資会員の皆様には、ご期待に添えず、大変申し訳ありませんでした。短い間でしたが、温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2015年4月2日(木) 

　今週の出走を予定しているウインアヴァンティは、昨日1日（水）に坂路にて追い切りがかけられました。相手は3歳未勝利スパークルゴールドで、アヴァンティが外目を先行してスタート。2F過ぎのペースが上がったところで、早くも鞍上が促し始めますが、そこから勢いに乗ると、最後は相手を1馬身ほど突き放してゴール板を通過していました。
　宗像調教師は「速い脚はないですが、勢いに乗ってからはしっかり動けていましたね。それだけに本番では距離はもっと欲しいところなんですよねぇ」と1800mの距離を心配していましたが、「それでも、フレグモーネの影響は完全になくなりましたし、今日の追い切りでは息の入りも良かったです。取り消し後ですが、しっかり態勢は整った印象です。なんとか頑張って欲しいですね」と期待も語っていました。
　そして本日2日（木）は軽めの乗り運動を消化し、午後からの出馬投票で今週の中山土曜4Rダート1800mに大野騎手で出走が確定しています。1800mは若干距離不足の印象ですが、粘り強い脚で少しでも上の着順を目指したいところです。

2015年3月26日(木) 

　取り消し後は順調に回復へ向かい、トレセンで調整を続けているウインアヴァンティ。昨日25日（水）は坂路にて追い切りがかけられました。相手は3歳未勝利キングランナーで、アヴァンティには伊藤工騎手が騎乗し、2馬身ほど追走でスタート。中盤辺りで鞍上が軽く促しますが、そこから勢いに乗ったアヴァンティは、最後は持ったままの手応えで、一杯に追われる相手と併入でゴールとなっています。
　伊藤工騎手は「初めて乗りましたが、いい馬ですね」と第一印象を語り、「エンジンが掛かるまでは少し時間が掛かりますが、スピードに乗ったらいい走りを見せるんです。最後は抑える余裕もあったほどですよ。いい背中をしていますし、未勝利だったらいい勝負になるような気がするのですが」と好感触を伝えてくれました。
　また、宗像調教師は「左肘の腫れに関しては、もうこのまま吸収されるレベルまで回復しましたし、心配は要りません。今朝の追い切りの動きも悪くなかったですし、休ませた影響はあまり感じられませんね。これなら来週の競馬で大丈夫だと思います」と来週の出走を決め、その次走は来週の中山の土日に3鞍組まれているダート1800mのどちらかへ向かう予定となっています。
　なお、追い切り明けの本日26日（木）は軽めの乗り運動を消化していました。

2015年3月19日(木) 

　フレグモーネで出走を取り消したウインアヴァンティですが、その後の回復は順調で、左肘の腫れも日に日に小さくなっています。今週は、昨日18日（水）は坂路を楽走で1本消化していました。
　騎乗した調教厩務員は「この通り、歩様も問題ありませんし、今日だって時計を出せたほどです。馬は元気ですし、取り消しの影響はそこまでなさそうですね」と馬上から順調を語っていました。
　そして本日19日（木）は北馬場で乗り運動を消化しており、宗像調教師は「しこりは先週の卵くらいの大きさから半分以下に小さくなりましたし、もう歩様にも違和感はありません。週末辺りから15〜15くらいの時計は出していけると思います」と今後の予定を語っていました。