2012年8月30日(木) 

　先週の小倉では、強敵相手にあわや勝利という好内容を見せたウインミネルヴァ。レース後は栗東トレセンへ帰厩し、引き運動で様子が見られていましたが、昨日29日(水)に右前脚裏筋に腫れと熱感が確認されました。すぐに冷水によるケアを施され様子が見られていましたが、なかなか腫れが引いてこないことから、本日30日(木)に患部のエコー検査を行ったところ、「右前脚屈腱炎」という診断が下されてしまいました。程度を示す損傷率は33パーセントで、全治期間については、1年以上かかる見込みとのことでした。
　33パーセントという重度の屈腱炎で復帰までには長い休養期間が必要なこと、また、復帰したとしても再発の可能性もあることなどを考慮し、関係者で協議を行った結果、現役引退を決定。本日30日(木)に中央競馬の登録抹消手続きを行いました。
　大久保龍調教師は「これから本格化という時に、このようなことになってしまい非常に残念です。大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げておられました。
　なお、ミネルヴァの今後につきましては、JRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りする引退通知書にて詳細をお伝えいたします。
　出資会員の皆様には、このような残念な形で現役を引退することになってしまったことを心よりお詫びするとともに、これまで長きに渡りミネルヴァに温かいご声援をお送りいただきましたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2012年8月23日(木) 

　今週の小倉での出走を予定しているウインミネルヴァは、先週末19日(日)に坂路でハロン15〜15秒を乗られ、昨日22日(水)には坂路で最終追い切りがかけられています。
　古馬500万下ミッキーホワイトとの併せ馬でミネルヴァが1馬身半ほど後方からスタートします。その後は徐々に前との差を詰めていくと、ラストは両馬一杯に追われて2馬身半ほど突き放したところでゴールを迎えています。
　この動きを見守っていた大久保龍調教師は「いいですね。だいぶ状態は良さそうです」とニッコリ笑顔になっていました。
　そして本日23日(木)は厩舎周りの引き馬のみの軽め調整を行い、午後の出馬投票では、予定通り今週の小倉日曜8Rダート1000mに川田騎手とのコンビで無事出走が確定しています。
　今週末のレースについて大久保龍調教師は「前走はテン乗りでチグハグな競馬になってしまったけど、川田は一度乗って癖も分かっているジョッキーですから今回はあんなことはないはずです。1000mなので周りの馬達も速いでしょうし、自然と控える形になると思いますが、スタートが決まれば前へ行く作戦もアリですね。でも今回はジョッキーに任せてみようと思います」と語っていました。近走はなかなか結果が出ていませんが、一変を期待したいところです。

2012年8月16日(木) 

　来週の出走を予定しているウインミネルヴァは、昨日15日(水)は角馬場での乗り運動を行い、本日16日(木)は朝一番の坂路で併せ馬の1週前追い切りがかけられました。
　調教パートナーは、アドマイヤムーンの半弟にあたる3歳未勝利トーセンサミットで「3歳未勝利とはいえ稽古は走る馬なんです。いい勝負になると思いますよ」と追い切り前に語る大久保龍調教師でした。
　先行したのはそのトーセンで2馬身半ほど後ろからミネルヴァが追走。ラスト1Fを残してミネルヴァが追いつくと、最後は追い比べとなり、ミネルヴァが頭ほど出たところがゴールでした。
　大久保龍調教師は「いいね!」と笑顔でひと言の後、「この動きなら自信を持って来週送り出せます」と動きに満足している様子でした。
　予定通り来週の小倉日曜8Rダート1000mに向かうことが決定し、川田騎手とのコンビを組むことも合わせて決まっています。

2012年8月9日(木) 

　昨日8日(水)に放牧先の宇治田原優駿ステーブルから栗東トレセン・大久保龍厩舎へ帰厩を果たしたウインミネルヴァ。帰厩翌日となる本日9日(木)からは乗り運動を開始しており、坂路を楽走で1本のメニューをこなしていました。
　大久保龍調教師は「出馬想定表を見る限り小倉のダート短距離の番組であれば、そこまで出走間隔を空けなくても出走できそうなので、このタイミングで戻しました。状態が問題ないようであれば、8月26日、小倉日曜8Rダート1000mに出走を予定しています」と今後の方針を語っていました。