2015年3月27日(金) 

　園田・尾林厩舎へ入厩し、少しずつ調教のピッチが上がってきたウインエレメント。本日27日（金）は予定通り、ダートコースで14〜14秒ペースのところを乗られました。
しかし、その後右前の歩様が悪くなったことから、すぐにレントゲン検査を行いました。結果は、右前ヒザの部分の骨膜が剥がれていることが確認され、獣医師から「全治6ヶ月以上」との診断が下っています。
　これで同じ個所で3度目の骨折となり、今後は再び長期の休養が余儀なくされます。さらに休養を経て復帰したとしても、また再発の可能性もあることから、関係者で協議の結果、ここでの現役引退が決定。近日中に地方競馬の登録抹消の手続きを行います。
　今後につきましては、現在、引き取り先を探しておりますので、近日中にお送りする引退通知書にてお知らせいたします。
　出資会員の皆様には、地方出戻り制度を適用したにも関わらず、地方競馬で出走することなく引退となってしまったことをお詫びするとともに、ここまで長きに渡りエレメントに温かいご声援をお送りいただきましたことを心より感謝いたします。

2015年3月26日(木) 

　園田・尾林厩舎で調整中のウインエレメントは、先週末からハロン15〜15秒の追い切りも交え、徐々にペースアップされています。
　尾林調教師は「乗り込み自体は順調ですし、先日はジョッキーを乗せて15〜15を乗りました。騎乗したジョッキーは『まだ自らハミを取っていくところはなかった』と話していましたが、動きは問題ありませんでしたよ。明日27日（金）にはさらに一段階ペースを上げて14〜14程度を乗る予定です」と順調を説明します。
　しかし、「カイバ食いは相変わらずもうひとつ良くなってこないですし、馬体重も今週測定したところ414キロでした。見た目も冬毛が残っていて毛ヅヤがイマイチですし、あとは今後暖かくなるにつれてその辺りが改善していって欲しい気持ちです」と課題も挙げていました。
　なお、ゲート試験については、来月6日（月）に受験予定となっています。

2015年3月19日(木) 

　園田・尾林厩舎で調整中のウインエレメントは、まだ時計こそ出されていないものの、ダートコースで順調に乗り込まれています。
　尾林調教師は「調教自体は順調にこなせていますし、こちらの環境にもすっかりと慣れて、脚元についても今のところ特に問題はありません。ただ、牝馬ということもあり、カイバ食いがもうひとつで馬体を見ても少し寂しく映りますね。体さえもう少しふっくらとしてくれれば、もっとペースを上げていけるんですけどね」と状況を説明していました。
　なお、デビュー戦に向けたゲート試験については、来月に入ってから受験する予定となっています。

2015年3月12日(木) 

　ウインエレメントが、今週10日（火）に転厩先の園田・尾林幸二厩舎へと入厩しています。
　尾林調教師は「10日（火）の夜に無事こちらへ到着しています。北海道からの長距離輸送でしたから、さすがにその影響はあったようで、少し疲れもありましたので、翌11日（水）は厩舎周りの引き運動を20分という軽めのメニューで様子を見ました。それでも今朝からは通常通りに乗り込みをスタートしています」と馬の状態を丁寧に説明していました。
　続けて、「まずはこちらの環境にも慣らしながらですが、牧場でもしっかり乗り込まれていたと伺っていますから、今後はどんどん進めていくつもりです。また、復帰戦に向けて、まずはゲート試験をクリアしなくてはいけませんが、これは時期的にも来月に入ってからの受験になるかと思います」と今後の予定を話していました。