2024年10月3日(木) 

先週の中山「スプリンターズS」では、スタートを決めたものの、ハイペースでポジションは後ろになり、最後は差してきましたが5着までが精一杯だったウインマーベル、松山騎手は「こういう速い馬場だと前にいられないと勝つまでは厳しくなってしまいます。ベストはスワンSや阪神カップなどの芝1400mだと思いますが、それはどちらも京都です。京都は前残りになり、昨年のスワンSのように取りこぼすこともあるかもしれません。それなら距離を1600mまで延ばしてさらに前の位置で競馬をしてみるのはどうでしょうか。1600mのGIになるとスプリント路線よりさらにメンバーが強くなることは承知ですが、噛み合えばマイルのGIでもやれる力は持っている馬です」と次走への提案をしていました。
その後、関係者で協議の結果、次走は、11月17日、京都日曜11R「マイルチャンピオンシップ・GI」芝1600mに引き続き、松山騎手とのコンビで向かうことを決めました。
レース後の馬体チェックでは脚元などに問題はなく、本日にはKSトレーニングセンターへ放牧に出ています。
深山調教師は「スプリンターズSへ向けて厩舎で1ヵ月半も時間をいただいたのに、勝利という結果を出せずに申し訳ありませんでした」と丁寧に頭を下げられ、「枠の並びなどもありましたが、スタートもあれだけしっかり出ているのにポジションは少し後ろになってしまいました。松山騎手は以前から『マイルに挑戦してみても』と話してはいましたし、このタイミングで1600ｍのGＩに挑戦するのはありだと思います。気分転換も兼ねて短期でリフレッシュ放牧に出しますが、すぐにトレセンに戻して、マイルチャンピオンシップへ向けてまたしっかりと調整していきます」と話していました。

2024年9月26日(木) 

いよいよ今週末に大一番を控えるウインマーベルは、22日（日）にもWコースで追い切りがかけられ、古馬2勝クラスのサイヤダンサーを楽に交わしてゴールしていました。
最終追い切りは、昨日Wコースにて行われました。同じ相手のサイヤダンサーを追走し、5Fからペースが上がります。3コーナーで引っ張りっきりでインから相手に迫ると、直線では楽な手応えのまま終始ぴったりと体を併せて無理せず併入ゴールとなっていました。時計は5F67秒3、ラスト1F11秒5でした。
深山調教師は「ここまで追い切り本数を重ねて、先週にはしっかりと負荷も掛けているので、今週はレースへ向けて疲れを残さないような追い切りにしました。道中の行きっぷりも良く、最後も楽に並んで集中力も切れていませんでした。早めに厩舎に戻させていただき、予定通りに追い切りをこなせて、自分のイメージ通りの最高の形に仕上がったと思います。阪神カップの時が生涯最高のデキでしたが、今回もそれと遜色ないデキになったと思います」と状態には自信を持っていました。
続けて、「最近は1400mで結果が出ていて、1200mでは勝てていませんが、1200mでの敗戦は馬場だったり、枠だったり、出遅れだったりで敗因ははっきりとしています。良馬場で内目の枠でスタートを決めれば1200mでもやれますし、GIのここでも勝ち切れる力はあると思っています。マーベルには重賞を4つも獲らせてもらいましたが、なんとかここでGIを勝たせてあげたいと思っています。ゲート練習は金曜日に最後にもう一度やりますが、この中間は中でもおとなしくいられていますし、発馬も普通に出てくれています。当日、最高の状態で走らせることができるよう、最後までしっかりと調整していきます」と力強く締めくくってくれました。
そして本日は軽めの運動を消化し、午後からの出馬投票で、今週の中山日曜11R「スプリンターズS・GI」芝1200mに松山騎手で出走が確定しています。

2024年9月19日(木) 

来週の中山日曜11R「スプリンターズS・GI」芝1200mを松山騎手で予定しているウインマーベルは、16日（月）には坂路で併せ馬を行い、4F53秒4、ラスト1F12秒4というタイムをマークしていました。
昨日はキャンター調整を行い、本日Wコースにて1週前追い切りがかけられました。古馬3勝クラスのトップスティールを追走し、5Fからペースが上がります。コーナーではインから迫り、直線で仕掛けられると一気に反応し、相手を置き去りにして最後は大きな差でゴールしていました。時計は5F65秒5、ラスト1F11秒5でした。
深山調教師は「月曜日にも坂路でしっかりと追いましたし、そこからさらに状態は上がってきていました。今朝の追い切りは道中の行きっぷりも良くなっていましたし、3コーナーも引っ張りっきりでグングンと進んでいきました。仕掛けての反応も先週よりも良くなっていましたし、伸びのあるいい動きでした。いい時の感じに近づいてきましたし、これなら来週には万全に仕上がりそうです。GIの舞台ですし、厩舎でこれだけ時間もいただきましたので、最高の形で来週の競馬に行きたいと思っています」と話していました。

2024年9月12日(木) 

GI「スプリンターズS」へ向けてペースを上げてきているウインマーベルは、昨日Wコースにて2週前追い切りがかけられました。長浜騎手騎乗の古馬1勝クラスのブロンディール、菅原明騎手騎乗の2歳未勝利エルオレンスを追走し、5Fからペースが上がります。コーナーではインから2頭に迫り、直線では鞍上にしっかりと促され、最後はムチも一発飛んで先着でフィニッシュしていました。時計は5F68秒6、ラスト1F11秒3でした。
深山調教師は「2週前になりますので、今週はびっしりとやりました。多少左に張るところはあったそうですが、仕掛けてからの反応や走りのバランスはだいぶ良くなってきたとのことでした。この1本でさらに上向くでしょうし、来週は1週前ですから、全体時計をさらに詰めて負荷を強めていきます。あと2週ありますし、目標のGIに最高の形で向かえるよう、この後もしっかりと調整していきます」と順調を伝えていました。
追い切り明けの本日は軽めの運動を消化していました。