2025年7月11日(金) 

茨城県・美浦のスピリットファームにて調整中。ダートコースにてキャンター2000m〜3000m、坂路をキャンターにて1本消化しています。
担当者は「右前の骨瘤に関しては、以前からありましたし、こちらで乗っている分には気になるところはありません。レースの疲れもなかったようなので、すぐに坂路とコースで乗り出しています。以前から緩さが目立つ馬で、だいぶ休ませていたのでそれが解消されていればと思いましたが、乗った感じほとんど変わっていませんでした。まだ芯が入ってきていない状況ですね。背中の感触はいい馬なのですが、成長が遅いのでしょうか。それでも、馬体に悪いところはありませんし、未勝利馬でゆっくりしている時間もありませんからね。このまま進めていきます」と話していました。

2025年7月3日(木) 

先週の福島では、流れに乗った競馬はできたものの、4コーナーではもう手応えが怪しくなり、最後はばったりと止まってしまったウインオアシス。レース後は右前の骨瘤と左前の繋靭帯付近に反応があり、右前はレントゲン検査を行いましたが、骨折や骨膜はありませんでした。
畠山吉調教師は「歩様には出ていませんが、レース後右前の骨瘤と左前の繋靭帯付近に反応がありました。左前はレースを使ったなりの反動ということですが、右前の骨瘤はやっぱりまだ完治とはなっていないようです。骨瘤も繋靭帯にかかる部分でもあるので、硬い芝でのレースとなるとまだ馬が気にしてしまうのかもしれません。半年休ませましたが、まだ体質的に弱いところがあり、脚元もパンとしてきません。もう未勝利も残り僅かですが、こういう状況なだけに今後の選択が悩ましいところです。まずは一旦近郊に出して脚元の様子を見たいと思います」と話していました。
なお、本日にはスピリットファームに放牧に出ています。

2025年6月26日(木) 

今週の出走を予定しているウインオアシスは、昨日Wコースにて最終追い切りがかけられました。松岡騎手が騎乗し、柴田大騎手騎乗の3歳未勝利マイネルラファールを追走します。コーナーではインから迫り直線で体を併せると、追われる相手に対し最後まで松岡騎手の手は動かず、馬なりのまま併入ゴールとなっていました。時計は5F66秒0、ラスト1F11秒4でした。
松岡騎手は「休む前は変に気が入りすぎて集中力も足りなかったのですが、今回は違います。角馬場から落ち着いて走れていますし、その効果で速いところへ行っても集中力がありますね。まだ骨瘤があったりと弱さがあってびっしりは攻め切れませんが、休む前より状態はいいと思います。右トモの緩さも取れてきましたし、走りのバランスも良くなり、成長を感じます。息の入りもいいですから、競馬では力を出してくれると思います」と説明していました。
そして本日は軽めの運動を消化し、午後からの出馬投票で、今週の福島日曜2R芝2600mに松岡騎手で出走が確定しています。
畠山吉調教師は「1本毎に追い切りの動きも良くなってきましたし、休み明けでも力の出せる状態に仕上がったと思います。まだ体質の弱さはありますが、休ませての成長を感じますし、元々力のある馬でしたからね。今回距離を延ばしますが、キレ味があるというタイプではないだけにこの条件が合う可能性はあります。バテない強みを生かしたいと思っています」と期待を語っていました。

2025年6月19日(木) 

来週の福島日曜2R芝2600m、もしくは同日福島4R芝2000mのどちらかを松岡騎手で予定しているウインオアシスは、昨日はキャンター調整を行い、本日Wコースにて1週前追い切りがかけられました。3歳未勝利のフランシナテソーロを追走し、5Fからペースが上がります。コーナーではインから迫り、直線で相手に体を併せにいくと、そこから強めに追われ半馬身ほど前に出てゴールとなっていました。時計は5F67秒9、ラスト1F11秒3でした。
畠山吉調教師は「1週前なので最後は追って負荷をかけました。反応も良かったですし、松岡騎手の評価も悪いものではありませんでした。『この1本でさらに良くなるはず』とのことですから、来週にはさらなる良化が見込めるでしょう。骨瘤はまだ形は残っていますが、以前より小さくなりましたし、固まってきています。このまま不安が出ることなく復帰戦までいきたいですね」と説明していました。