2021年12月23日(木)
来週の12月28日、阪神火曜11R「ベテルギウスS」ダート1800mを和田竜騎手で復帰を予定していたウインユニファイドですが、右前脚の蹄の裂蹄を発症したため、同レースの出走を回避することとなりました。
担当の長野調教助手は「順調に乗り込んできましたが、先週末19日(日)に右前脚の蹄の内側の箇所にわずか1センチほどの亀裂が見つかりました。当初、痛みはなく、歩様にも異常を見せなかったため、亀裂の入った蹄壁をエクイロックスで保護し、今週21日(火)は軽めの調教を無事に終えることができています。しかし、昨日は坂路で4F65秒程度の時計を乗ったところ、患部に痛みが出て、上がりの歩様が乱れてしまいました」と状況を説明していました。
レントゲン検査を行った結果、蹄骨に骨折は認められず、裂蹄も見た目には1センチほどの小さな亀裂ですが、「表面ではなく、見えない中の層が痛みの原因となっている可能性がある」と獣医師は説明しています。また、亀裂が入った箇所は中央付近であることから蹄が綺麗な状態に伸びるまでには数ヵ月以上時間がかかる見込みです。加えて、今回は以前にも発症した同じ箇所の裂蹄の再発で、今後もそのリスクが伴う可能性はあります。明け10歳となる年齢面も考慮して協議の結果、誠に残念ではありますがここで現役を引退することを決定しました。年明け1月初旬にも中央競馬の登録を抹消する予定です。
今後は、年明け1月6日(木)のサラブレッドオークションに出品の予定で、売却金額や出資会員の皆様への分配金額については、来年3月20日頃にお送りする『ご請求とお支払金額のご案内(2月分)』にてお知らせいたします。
長期の休養から復帰戦を迎えられず大変残念ですが、息の長い活躍で9歳のここまで本当によく頑張ってくれました。これまで長い間ユニファイドに温かいご声援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。
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