2024年4月30日(火)

先週、心房細動が確認されたウインルリアンは、その後、心電図の検査を継続して行いましたが、回復には至らず、二度目の持続性心房細動との診断が出ています。
この状況では中央競馬のレースには出走することができず、再び投薬での治療をするしかありません。前回の治療過程を振り返ると、投薬後にレースに出走するまで約5ヶ月かかっています。今回も同じくらいの時間が必要とされるため、出走可能となるのは未勝利戦終了後となる見込みです。また、これまでの経緯から、今後の治療により回復したとしても再発を繰り返す恐れがあります。
馬の体調と競馬日程等を考慮し、関係者で協議の結果、誠に残念ではありますが、ここで現役を引退することを決定しました。明日5月1日(水)に中央競馬の登録を抹消する予定です。
今後は、来週5月9日(木)のサラブレッドオークションに出品の予定で、売却金額や出資会員の皆様への分配金額については、7月20日頃に発行する『ご請求とお支払金額のご案内(6月分)』にてお知らせいたします。
短い間でしたが、ルリアンに温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申しあげます。

2024年4月25日(木)

来週の出走を予定していたウインルリアンは、昨日はWコースで軽めの追い切りを行い、本日は軽めの運動を行いましたが、本日獣医チェックを受けたところ、心拍の異常が確認されました。午後から心電図で詳しく調べたところ、心房細動が確認されています。
深山調教師は「前回と同じ持続性心房細動の可能性が高いです。昨日の追い切りはごく軽めでしたが、そこで発症したのか、もしくは前走で厳しい競馬をしたので、その後に発症していた可能性もあるとのことです。レース後の聴診では問題なかったのですが、どこかのタイミングで発症していたかもしれません。とりあえず今日の検査でしたので、この後は少し様子を見て、この症状が回復するのか、そのままなのか経過を見ていきます」と説明していました。

2024年4月18日(木)

先週の中山では、気合を付けて1、2コーナーでハナまで奪いましたが、オーバーペースとなり、最後は止まってしまったウインルリアン。レース後は、16日（火）に内視鏡を入れて喉の確認を行いましたが、弁も正常に動いており、問題はありませんでした。
深山調教師は「平常時の検査ですが、グレードに僅かに出るほどの弁の動きの悪さもありませんでした。息遣いは気になるところはありますが、弁自体は正常に動いていて特に問題はないようです。前走は出していって厳しい競馬もしましたし、止まってしまったのは仕方ないと思います。少しヒザが腫れぼったいところはありますが、元々そういうタイプでレース後特に悪化したということはありません。デビュー戦の後に腫れた球節も今のところ問題はないので、このまま次走へ向けて進めていきます」と説明していました。
なお、次走は中2週で、5月5日、新潟日曜1Rダート1800m牝馬限定戦を黛騎手とのコンビで予定しています。

2024年4月11日(木)

今週の出走を予定しているウインルリアンは、昨日Wコースにて追い切りがかけられました。3歳未勝利メイパワーを追走して2番手でスタートし、後方からは古馬1勝クラスのブロンディールが追走してきます。コーナーでは先行から外を回り、直線での3頭併せでは2頭の真ん中に入ります。最後はメイパワーが脱落し、ルリアンは軽く仕掛けられてブロンディールと併入ゴールしていました。時計は5F66秒7、ラスト1F12秒0でした。
深山調教師は「最後は余力もありましたし、今朝は馬場も重かったのでタイムも良かったです。初戦も追い切りでいい動きを見せていて人気になっていたほどでしたし、やっぱり稽古は動きますね。状態面でも一度競馬を使って全体的に良くなっていますし、上積みを持って2戦目を迎えられそうです。ただ、トモが弱く、スタートダッシュがつかないのが課題ではあります。ゲートは練習しているのですが、なかなか速くならないですから、今回も前半の位置取りがカギになりそうです。前回は初めてづくしの競馬でしたが、そこまで負けてはいませんでしたし、2戦目で前進を期待しています」と話していました。
そして本日は軽めの運動を消化し、午後からの出馬投票で、今週の中山日曜1Rダート1800m牝馬限定戦に松山騎手で出走が確定しています。