今年の北海道の夏は、今までの記憶にはないほどの長い猛暑で、馬もバテていました。
札幌開催では馬が競馬場滞在なので通常は連闘、中1週で使うことも珍しくないのですが、厩舎にエアコンがない中、今年はさすがに馬がかわいそうで、控えめとなりました。連続で使えないのは当クラブだけでなく、滞在馬全体にその傾向が出ていたように思います。そう考えると、新潟、中京の夏はさらに厳しい気候ですし、やはり函館・札幌競馬の13週間の開催は短く、もっと北海道開催を長くしてもらいたいものです。
さて毎年、前年ほどは馬が売れるわけがないと思いながらセリに参加しますが、今年も驚くほど高値で売れています。セレクトセールの2日間の落札総額は281億4500万円で、昨年を23億8250万円も上回るセールレコードとなりました。1億円超えが63頭です。世界でも高額馬は出ますが、こんなに億超えの馬がたくさん売れることは稀です。セレクトセールの影響か、日高のセリも非常に活況で、仕入れに苦労しましたが、なんとか良い馬を仕入れることができました。
8頭と少なめではありますが、自信をもっておすすめできる馬たちです。
物価高騰により、一般的には趣味に使うお金はかなり限られていると考えられます。それだけに、少しでも「ウインで出資して良かった」と感じてもらえるような楽しみをご提供できればと思っております。どんな時代でも、馬には人を惹きつける不思議な魅力がありま
す。愛馬を通して、より彩り豊かな毎日をお過ごしいただけましたら幸いです。
2023年10月
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