2024年10月3日(木)
先週の中山「スプリンターズS」では、スタートを決めたものの、ハイペースでポジションは後ろになり、最後は差してきましたが5着までが精一杯だったウインマーベル、松山騎手は「こういう速い馬場だと前にいられないと勝つまでは厳しくなってしまいます。ベストはスワンSや阪神カップなどの芝1400mだと思いますが、それはどちらも京都です。京都は前残りになり、昨年のスワンSのように取りこぼすこともあるかもしれません。それなら距離を1600mまで延ばしてさらに前の位置で競馬をしてみるのはどうでしょうか。1600mのGIになるとスプリント路線よりさらにメンバーが強くなることは承知ですが、噛み合えばマイルのGIでもやれる力は持っている馬です」と次走への提案をしていました。
その後、関係者で協議の結果、次走は、11月17日、京都日曜11R「マイルチャンピオンシップ・GI」芝1600mに引き続き、松山騎手とのコンビで向かうことを決めました。
レース後の馬体チェックでは脚元などに問題はなく、本日にはKSトレーニングセンターへ放牧に出ています。
深山調教師は「スプリンターズSへ向けて厩舎で1ヵ月半も時間をいただいたのに、勝利という結果を出せずに申し訳ありませんでした」と丁寧に頭を下げられ、「枠の並びなどもありましたが、スタートもあれだけしっかり出ているのにポジションは少し後ろになってしまいました。松山騎手は以前から『マイルに挑戦してみても』と話してはいましたし、このタイミングで1600mのGIに挑戦するのはありだと思います。気分転換も兼ねて短期でリフレッシュ放牧に出しますが、すぐにトレセンに戻して、マイルチャンピオンシップへ向けてまたしっかりと調整していきます」と話していました。
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