2022年7月21日(木)

ウインアミーラは、左前蹄のトラブルから入院して様子を見ていましたが、症状は回復傾向にあり、退院、放牧の許可も出ています。体調も安定し、あとは時間をかけて蹄の回復を待つだけとなりました。
もう治療は必要ありませんが、現在は蹄の中に空洞ができているため、蹄底にクッション材を充填し、それにより痛みが緩和されている状況です。しばらくはクッション材を着けたまま、引き運動だけで様子を見なくてはなりません。蹄の回復次第ですが、乗り出しまでには最低でも1ヶ月はかかる見込みで、そこから出走の態勢を整えるにはさらなる時間が必要です。未勝利戦の終了時期までに出走することは不可能となってしまいました。
現状を踏まえ、今後について協議の結果、ここで引退させることを決定しました。7月24日（日）に中央競馬の登録を抹消いたします。
今後は7月28日（木）のサラブレッドオークションに出品の予定で、売却金額や出資会員の皆様への分配金額については、9月20日頃にお送りする『ご請求とお支払金額のご案内(8月分)』にてお知らせいたします。
デビューを迎えることなく、このような形で現役引退となり、大変申し訳ございませんでした。
短い間でしたが、アミーラに温かいご声援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。

2022年7月14日(木)

左前蹄の様子を見ているウインアミーラは、毎日引き運動を10分ほど行っています。
武市調教師は「血液検査の数値も問題ありませんし、馬の体調自体は戻ってきています。蹄には引き続き、クッション材を充填して蹄底を保護する形を取っています。あとは時間を掛けて蹄の回復を待つことになると思います」と話していました。

2022年7月7日(木)

蹄のトラブルで治療が続いているウインアミーラは、歩様も少しずつ回復し、引き運動はできるようになっています。
武市調教師は「血液検査は正常の数値に戻り、体調は戻ってきています。蹄はレントゲンで確認すると二枚蹄のような形になり、中に空洞ができていることが確認できています。蹄底もブヨブヨになっていて取れそうなところもあり、症状が悪化しないようにするためにも、今は蹄葉炎の予防に使うクッション材を蹄底の部分に充填して様子を見ています。少しずつ回復には向かっていると思いますが、蹄の状態は慎重に見ていきます」と説明していました。

2022年6月30日(木)

左前蹄の挫跖とフレグモーネから様子を見ているウインアミーラは、膿が抜けてきましたが、まだ左前を着くのは嫌がるため、治療を続けています。
武市調教師は「先週末に蹄の部分からの排膿がありました。三カ所から大量の膿が出てきており、そのうち一カ所は蹄骨の下を通って蹄球の部分から排膿するという非常に珍しい臨床とのことです。まだ膿は完全に出きっておらず、現在も痛みは続いています。抗生剤で治療を続けていますが、まずはこの投薬がなくなり、歩様が回復するまでは何もできない状況です」と説明していました。