2024年3月21日(木)

今週の出走を予定していたウインアチーヴは、昨日Wコースにて追い切りがかけられました。黛騎手が騎乗し、併せ馬を行い、6F79秒4という速いタイムを馬なりでマークしていました。
しかし、昨日午後になって右前裏に腫れが確認され、本日エコー検査を行った結果、右前屈腱炎という診断が下っています。腱の損傷率は52パーセントと非常に高いものでした。怪我の重さと再発のリスクを踏まえて協議の結果、誠に残念ではありますが、ここで現役を引退することを決定しました。明日22日(金)に中央競馬の登録を抹消する予定です。
今後は、来週3月28日(木)のサラブレッドオークションに出品の予定で、売却金額や出資会員の皆様への分配金額については、5月20日頃に発行する『ご請求とお支払金額のご案内(4月分)』にてお知らせいたします。
これまで長きに渡り、アチーヴに温かいご声援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。

2024年3月14日(木)

先週8日（金）に入厩したウインアチーヴは、昨日はWコースにて追い切りがかけられました。同厩舎の2頭（サットサンガ、マイネルメサイア）を追走し、5Fからペースが上がります。コ−ナーではインから2頭に迫ると、直線での併せ馬では軽く仕掛けられて一気に抜け出し、先頭でゴールしていました。時計は5F66秒1、ラスト1F12秒0でした。
水野調教師は「放牧先であまり乗れなかったとのことで馬体は少し太目ですが、それでも稽古ではしっかり動けますね。モタれもなく、最後は突き抜けていました。ただ普段はまだ集中できないなど精神面に課題がありますので、今朝はメンコの下にコンプレッションフードを着けてみました。稽古では集中できていましたし、本番でもこれを装着しようかと考えています。前回は多少太目もあったかもしれませんが、気持ちの方が大きいと個人的には思っています。なんとか走る方へ気持ちを向けたいと思っています」と対策を語っていました。
追い切り明けの本日は軽めの運動を消化していました。
なお、次走は、来週の中京土曜9R「金山特別」芝2000mを黛騎手との初コンビで予定しています。

2024年3月8日(金)

本日、茨城県・美浦のKSトレーニングセンターを退厩、美浦・水野厩舎に入厩しています。
牧場の担当者は「今週も雨で馬場が悪くなり、少し調整が軽めになったところはありましたが、決して楽をさせているわけではありません。馬はレースでは走っていないのでまったく疲れもありませんし、変にチャカチャカして遊んでいるくらいです。能力はあるので、真面目に走ってくれればというところですね」と述べていました。

2024年3月1日(金)

茨城県・美浦のKSトレーニングセンターにて調整中。角馬場での乗り運動後、周回コースにてキャンター2000m、坂路をキャンターにて1本というメニューを消化しています。
担当者は「馬体チェックを行いましたが、まったくといっていいほどダメージはなかったですね。すぐに乗り始めましたが、やっぱりいつも通りチャカチャカしたり、集中せずに遊びながら走っています。真面目に走っていないから体に疲れもないのでしょうし、レース後のこの状態を見ると、競馬でも走り切っていないことが予想されます。兄のウインマーベルに匹敵するくらいのいい馬っぷりの馬ですし、能力はこんなものではないと思います。あとはこの性格が変わればですね」と述べていました。