2024年11月7日(木)
来週の福島日曜5R芝1800mをドイル騎手で予定しているウインファヴォリは、先週1日(金)に1頭でダートコースに出たところ、出入り口付近で落馬寸前の危ないアクシデントがありました。
栗田調教師は「1頭での行動も慣らしていかなければいけないと思い、1頭でコースに入れてみたのですが、最初から挙動が怪しくなっていました。出入口付近はこちらも警戒していて、普通逃げる馬は一直線にそこへ行くのであらかじめ想定して対処はできるんです。しかし、そこを過ぎてから急に反転して人を落とそうとしました。普通はできないような動きをしたので、乗り手が危うく落とされるところでしたが、技術の高い助手なのでなんとか大丈夫でした。身体能力が高いからそういう動きができるのでしょうし、苦しかったり、テンパったりしているわけではなく、頭が良くてやっているという感じです。1頭での行動を慣らしていくことも大切ですが、今それをやっていくとアクシデントに繋がり、デビューができないかもしれません。デビューまでもう1頭では調教はやりません」と細かく説明していました。
昨日はWコースにて1週前追い切りがかけられました。同厩舎の2頭(メラヴィリオーザ、コンテディカヴール)の後ろからスタートし、コーナーではインから迫り、直線では前に出ます。最後は外のメラヴィリオーザには遅れましたが、中のコンテディカヴールには大きく先着していました。時計は5F66秒3、ラスト1F12秒2でした。
栗田調教師は「こうやって隊列でいけば問題ありませんし、速いところへ行けばまったく変なところはなく、スムーズな動きです。楽に速い時計も出ますし、この雄大な馬体から繰り出す動きは非常にいいですね。能力は高いと思います。しかし、精神面が危ないので実戦でどうなるかですね。来週は都合が合えば、ドイル騎手にレース前に一度乗ってもらう予定です」と話していました。
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