2025年5月29日(木)  

先週の新潟は除外となってしまったウインチェレステは、次走目標を6月14日、東京土曜4R「東京ジャンプS・JGIII」芝3110mとしています。今週から草野騎手がプレートの除去手術により2週間の休養となるため、調教には乗れなくなっています。
昨日は調教助手騎乗でWコースで追い切りがかけられました。単走で馬場に入りますが、そこで行きたがる素振りを見せたことから引っ張ってなんとか我慢させます。その後はペースを上げ、直線では強めに追われてフィニッシュしていました。時計は4F52秒4、ラスト1F11秒6でした。
畠山吉調教師は「普段からハミも特殊なものにしていて、普通のところではだいぶ乗りやすくなっているのですが、今朝の追い切りはまた悪いところが出てしまいました。馬場に出るとハミをさらってしまい、自分勝手に動いてしまいます。そこで引っ張って抑えようとしたことで前半はロスがありました。その分、しまいも楽に動けませんでした。本当に乗り難しい馬ですが、その中でやれることをやっていくしかありません。草野騎手が2週間乗れないのは痛いですが、ここまで障害練習はじっくりとやっていますし、ジョッキーがいない間は平地を長く乗って調整していきます」と説明していました。
追い切り明けの本日は軽めの運動を消化していました。

2025年5月22日(木) 

今週の出走を予定しているウインチェレステは、20日（火）は草野騎手が騎乗し、障害練習を行っていました。
昨日はWコースにて最終追い切りがかけられました。草野騎手が騎乗し、単走で5Fからペースを上げ、前半は折り合い重視で進みます。後半はペースを上げ、直線では最後まで余力十分でゴール板を駆け抜けていました。時計は5F69秒2、ラスト1F11秒3でした。
畠山吉調教師は「ジョッキーも常にコンタクトを取ってくれて追い切りもうまく乗ってくれていますし、だいぶ悪さはしないようになっていますね。新しいハミの効果もありそうです。前回は休み明けでしたし、ゲートを含め慎重に調整した分もありました。そこを使っての上積みはあると思います」と状態を説明していました。
そして本日は軽めの運動を消化し、午後からの出馬投票で、今週の新潟土曜4R障害オープン・芝3290mに草野騎手で投票を行いましたが、抽選により除外となっています（未勝利を勝ち上がってから1年が経過した馬は、収得賞金が半額の扱いとなり、1年以内の馬より優先順位が低くなります）。次走については草野騎手の都合と相談して、どのレースへ向かうか決めることとなります。

2025年5月15日(木) 

来週の新潟土曜4R障害オープン・芝3290mを草野騎手で予定しているウインチェレステは、昨日はキャンター調整を行い、本日は草野騎手が騎乗し、角馬場から障害コースの脇をダク、ハッキングで駆け抜け、バンケットをキャンターで通過した後はゲート練習を行いました。
それをこなすとWコースへ移動し、単走で5Fからペースが上がります。道中は折り合いをつけて運び、直線では馬場の真ん中あたりを馬なりで駆け抜けていました。時計は5F68秒9、ラスト1F11秒4でした。
畠山吉調教師は「追い切りは最後まで馬なりで楽に動けており、ジョッキーも『状態面に問題はありません』とのことでした。しかし、今日は草野騎手が矯正力の強い特殊な頭絡を見つけてきてくれてそれを試しましたが、結果から言うと逆効果でした。鼻革と一体になったものであごの位置も普通のものとは違うのですが、それを嫌がって今日はいつも以上に頭を振っていました。ジョッキーも少しでも走りに集中できればと思い、色々と新しい馬具を試してくれているのですが、なかなかうまくいかないのが現状です。それでも、先週から使っている新しいハミは少し効果はありそうなので、そこに期待しています。ゲートは今日は我慢はできていましたが、ゲートに近づくと今でもまだ雰囲気が変わりますし、安心はできませんね」と日々の苦労を伝えてくれました。

2025年5月8日(木) 

次走へ向けて乗り込みを再開したウインチェレステは、昨日は草野騎手が騎乗し、新しいハミに替えて障害練習を行っていました。
草野騎手は「新しい馬具で慎重になったところがあったのか、いつもはガツンと持っていかれたり、首を振って体をねじったりするのですが、今日は非常にスムーズでした。新しいハミは横へ向いた時に強く当たるので、真っ直ぐの方が馬も楽だと分かり、そこで収まるようになることを期待して使用しました。今日はそれがうまくいきましたが、慣れてくればまたいつものように自分勝手に動く可能性はある馬ですから、今後どうなっていくかですね」と慎重な構えで説明してくれました。
また、畠山吉調教師は「草野騎手はハミの知識が豊富でチェレステに合う形を色々と考えて試してくれています。普段からこのハミで真っ直ぐに走ることに慣れてくればということでしたので、草野騎手が乗らない時でもこのハミを使用していきます。あとは障害練習に加え、ゲート練習も引き続き行っていきます。状態に関しては前走のダメージもなく順調です」と話していました。
本日は坂路をキャンターで1本上がっていました。
なお、次走は、5月24日、新潟土曜4R障害オープン・芝3290mを草野騎手で予定しています。