2010年8月18日(水) 

　先週の金曜日にゲート再試験を難なくパスして戦列復帰へ向けて邁進していたウインイージスですが、久しぶりにダートコースで時計になるところを行った反動なのか、その翌日には歩様にぎこちないところが見えてきてしまい、それが翌日曜日にはさらに悪化してきてしまったため、診療所で診察を受けることになりました。すると、獣医師の診断は「左前脚の靭帯の外側に損傷が見られる」とのことで、その程度も「9ヵ月以上の加療を要す見込みです」という大変に厳しいものでした。
　イージスは、すでに前走から1年以上の休養を経ていること、そして7歳という年齢を考慮すると、佐々木晶調教師の判断は「このあと9ヵ月休ませたとしても再発しないとは言えません。非常に残念ではありますが、これ以上、会員のみなさんにお待ちいただくのは、本当に申し訳ないと思いますし、そして、なによりイージスに負担をかけるのは可哀想ですよね」というもので、会員の皆様には長らくお待ちいただいた末に、こういう結果となってしまい大変に申し訳ありませんが、ここで現役を退いて、乗馬としての余生を送らせることで協議が成立しました。
　明日19日、中央競馬の抹消手続きを行い、同日には引き取り先として決定した札幌市にあるモモセライディングファームへ移動の段取りが組まれました。
　出資会員の皆様には、長きに渡り、イージスに温かいご声援を送っていただいたことを感謝するとともに、競馬場でその勇姿をもう一度ご覧いただくことなく引退となってしまったことを心よりお詫びいたします。本当にありがとうございました。

2010年8月12日(木) 

　現在、栗東：佐々木晶三厩舎在厩。

≪8月11日水曜日更新≫
　ウインイージスは、谷口調教助手が騎乗して坂路を楽走で2本上がっています。1年以上の休み明けですからまずはゲート再試験をクリアしなければいけませんが、「それは金曜日にでもサッとやってサッと合格させます」と佐々木晶調教師は方針を語っていました。次走については、ハンデ戦（ハンデ戦は1年以上の休み明けの馬は出走不可）や、適距離とは言えない番組が続くことから、9月25日、中山土曜11R「セプテンバーS」芝1200mあたりに照準を合わせているそうです。

≪8月12日木曜日更新≫
　ウインイージスは、持ち乗りの野口調教助手が騎乗して坂路を2本上がっていました。ジックリ進める方針に変わりはありませんが、明日のゲート再試験は予定に変更はないそうです。

2010年8月4日(水) 

　8/4（水）に福島県・田村郡のテンコートレーニングセンターを退厩、8/5（木）に栗東：佐々木晶三厩舎へ帰厩の予定です。
　担当者は「先週はさらにペースを上げて追い切りを行いました。4ハロン59秒9、3ハロン43秒1、ラスト1ハロン13秒2という時計を馬なりでマークしました。ヒザ裏に関してはムクミも引きましたし、疲れは取れてきているみたいです。この速い追い切りの後でも変化がなかったんですから、心配はないでしょう。左前球節に関しても、変化はありません。スッキリとは言えませんが、今の状態から変化がないというのが一番なんです。佐々木晶調教師から連絡があり、追い切りを4本こなしたことや球節の状態を細かく伝えたところ、『厩舎に入れてやっていく』ということになりましたので、明日の入厩が決まりました。先週の追い切りの後は、念のため球節にはショックウェーブ治療をしておきましたが、刺激の強いものではありませんし、すぐに乗っていけるはずです。馬体は多少太めですが、輸送とトレセンでの追い切りでちょうど良くなるはずだと思います」と話していました。

2010年7月28日(水) 

　現在、福島県・田村郡のテンコートレーニングセンターにて調整中。ウォーキングマシンを30分、常歩運動後、ダートコースにてキャンター1400m、坂路をキャンターにて1本、その後は上がり運動として乗り運動を30分行っています。
　担当者は「引き続きダートコースから坂路というメニューを消化しています。先週も坂路でハロン15〜15秒を行いましたが、前々回より前回、前回より今回と回数を重ねるごとに動きは良くなってきています。ただ、追った後に少しヒザ裏にムクミが出たんです。もちろん深刻な問題ではなく、一時的な疲れということですので、心配は要りません。こうしてペースが上がってきて、イージスにとっては今が一番キツイ状態なのかもしれませんね。でも、球節の状態が安定しているのは何よりです。レーザーでのケアは続けていますが、こちらも心配はないでしょう。あとは、この暑さで夏バテしないかが心配でしたが、それはまったくの杞憂に終わりましたね。元気一杯で、カイバを物凄いスピードで平らげます。食欲が落ちるということはイージスには絶対にないことなんでしょう」と話していました。