2008年10月22日(水) 

　先週末にJRA診療所で精密検査を行ったウインフェイム。最終的な診断結果は、左前脚の種子骨骨折、さらに、同じく左前脚の浅屈腱断裂が判明しています。これにより、JRA側からも「競走能力喪失」という正式な判断が下されました。
　不幸にも現役引退を余儀なくされるほどの大きなアクシデントに見舞われてしまったフェイムですが、1週間が経過したことで、馬房から洗い場までの短距離の移動については不自由ないぐらいに回復。また、診療所からは馬運車による長距離輸送もOKというお墨付きも出たことから、本日22日、フェイムは中央競馬の抹消手続きを完了。北海道新冠にある村上欽哉牧場で繁殖牝馬として、自身の子供達に母が果たせなかった夢を託すことになり、午後の馬運車で北海道へと旅立って行きました。
　会員の皆様には、500万クラスでの勝利を目前にして、このようなアクシデントに見舞われてしまったことをお詫びするとともに、ここまで永きに渡りご声援をいただきましたことを、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。なお、引退通知書はJRAの見舞金が確定する約1ヵ月後にお送りさせていただきます。

2008年10月16日(木) 

　現在、栗東：浅見秀一厩舎在厩。

≪10月15日水曜日更新≫
　今週の京都出走を予定していたウインフェイムは、田中健騎手が騎乗してDWコースでの単走追い切りがかけられました。いい感じで4コーナーを回りましたが、そこから急に内へモタレる仕草を見せて、その次の瞬間に前脚の運びがバラバラになってしまいました。それでもなかなか止まらなかったため、田中健騎手が下馬したのは2コーナーの手前。そこから徒歩で厩舎まで帰りつきましたが、落ち着いてからが痛みが出るものらしく、明らかな故障が見てとれました。馬房で行った簡易レントゲン検査によると、左前脚の種子骨骨折が見つかりましたが、「そのほかに腱の損傷もありそう」というのが診療所の見解です。生死に関わることはないそうですが、残念ながら競走馬としての能力は失ってしまった可能性が高そうです。当面は舎飼いで患部の様子を見ることになりますが、今後の方針について詳しいことは2、3日中にハッキリさせることになりそうです。

≪10月16日木曜日更新≫
　ウインフェイムは、昨日の夜はちゃんと横になって寝れたそうで、表情はずいぶんと元気になっていました。しかし、バンデージを外してみると傷めた左前脚が大げさではなく倍ぐらいの太さに腫れていました。それでも洗い場までは歩けましたし、手入れもさせています。来春からの繁殖生活には大丈夫のようで安心しましたが、やはり現役続行は諦めざるをえない状況になったようです。また、詳しい検査は明日行なうことになりました。

2008年10月9日(木) 

　10/8（水）に京都府・綴喜郡の宇治田原優駿ステーブルを退厩、栗東：浅見秀一厩舎へ帰厩しました。

≪10月8日水曜日更新≫
　前走後、京都にある宇治田原優駿ステーブルにリフレッシュ放牧に出ていたウインフェイムは、本日午後3時過ぎ、無事に栗東トレセン浅見厩舎へ帰厩しました。次走は、来週の京都日曜5Rダート1800m牝馬限定戦。鞍上には再び小牧騎手を予定しているとのことです。

≪10月9日木曜日更新≫
　昨日帰厩したばかりのウインフェイムですが、さすがに慣れたもので帰ってきてすぐにカイバを完食したそうです。今朝は鳴海調教助手が騎乗して角馬場からCWコースを1周。宇治田原優駿ステーブルでも乗り込んでいましたから、変わった様子はありませんでした。来週の出走予定に変更はありません。

2008年10月1日(水) 

　現在、京都府・綴喜郡の宇治田原優駿ステーブルにて調整中。ウォーキングマシンを60分、トラックコースにてウォーミングアップの後、1周600ｍのダートコースにてハッキング1800ｍ、坂路をハッキングにて1本、その後上がり運動としてウォーキングマシンを30分消化しています。
　担当者は「レースを使って戻ってきましたが、まったくと言っていいほど反動、ダメージはありませんでしたね。念のため、先週一杯は少し軽めのメニューで様子を見ていましたが、元気一杯。トモにも疲れは溜まっていないようですし、歩様もシャキシャキとしています。今週からは通常のメニューで乗っていますし、浅見調教師からは『来週の検疫でトレセンに戻す』と言われていますので、様子を見て、今週末か来週にハロン15〜15秒を1本やろうかと考えています」と話していました。また、浅見調教師からは「来週の検疫でトレセンへ戻し、予定通り10月19日、京都日曜5Rダート1800m牝馬限定戦へ向かいます」と、連絡が入っています。