2009年9月23日(水) 

　先週の阪神「西宮S」に出走したウインシンシア。レース後、石坂調教師と協議を行ったところ、やはり先週のレースで現役生活にピリオドを打つことになりました。
　石坂調教師も「いろいろな思い出がある馬ですが、もうこれ以上走らせるのはかわいそうでしょう。馬自身も雰囲気が穏やかになってお母さんモードに入ってきているのが見受けられますし、ここらで、ご苦労さまと言ってあげようじゃありませんか」と、引退を宣言しました。もちろん、当クラブも石坂調教師の意見に同意。シンシアの現役引退が正式に決まりました。
　さて、今後のシンシアの予定ですが、馬運車の都合があって、まだ退厩の日取りは確定していませんが、今週中には北海道新冠にある村上欽哉牧場へ繁殖牝馬として、第二の馬生を送るために旅立つことが決まっています。
　大外一気の豪脚で差し切ったデビュー戦。クラシック出走の夢を果たしてくれた桜花賞。そして、古馬になってからの長いスランプを脱出した中京での特別勝ち。どれもドラマチックな記憶として会員の皆様の脳裏に焼きついていることでしょう。今はシンシアに「お疲れさま」と温かいお声をかけてあげてください。 ここまで長きに渡り、シンシアを応援してくださった会員の皆様には、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
　なお、引退通知書はJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りさせていただきます。

2009年9月17日(木) 

　現在、栗東：石坂正厩舎在厩。9/21（月）阪神9R　西宮S（3歳以上1600万下／芝：1800m）に出走が確定しました。

≪9月16日水曜日更新≫
　ウインシンシアは、古泉調教助手が騎乗して坂路を楽走で1本上がっていました。「この中間も非常に元気。状態に注文をつけるところはありません」と、石坂調教師も順調を確認しています。さて、予定している今週の阪神月曜9R「西宮S」芝1800mですが出走可能頭数18頭に対して、特別登録頭数が23頭でした。「なんとか、出してあげたいところです」と、古泉助手は祈るような表情も見せています。なお、最終追い切りは明日を予定しているとのことでした。

≪9月17日木曜日更新≫
　ウインシンシアは坂路コースに入って、今週の阪神月曜9R「西宮S」芝1800mに向けた最終追い切りがかけられています。3歳1000万下セブンサミッツの外に体を併せて登坂を開始。残り1F標識を過ぎたところで一度は前に出られたシンシアですが、ゴール前で気合をつけられるとしっかり反応。クビほどですが、グッと前に出てフィニッシュを迎えています。時計は4F53秒1、ラスト1F13秒3でしたが、石坂調教師は「少し時計が掛かっていた時間帯だったから、通常なら52秒台にはなる内容でしょう」と、笑顔で語っています。納得の追い切りだったことが見て取れました。あとは出走へ向けて抽選という壁が立ちはだかっていますが、こればかりは祈るより他ありません。「ハンデ戦でもありますし、どうしても抽選を潜り抜けてほしい」と、石坂調教師も願っていました。

2009年9月10日(木) 

　現在、栗東：石坂正厩舎在厩。

≪9月9日水曜日更新≫
　ウインシンシアは、今週も中山と阪神で特別登録をしていますが、これは「あわよくば除外の権利が取れるかなぁと思って」のことだそうで、それなりの頭数で収まりそうな状況が見えているだけに当然回避するそうです。今朝は古泉調教助手が騎乗して坂路を馬なりよりも少し強めぐらいの手応えで1週前追い切りを完了しています。4F54秒0、ラスト1F13秒6ぐらいの時計なら、シンシアの機嫌を損ねることもなさそうで、順調です。予定通り、来週の阪神月曜9R「西宮S」芝1800mに松山騎手で出馬投票をします。

≪9月10日木曜日更新≫
　追い切り明けのウインシンシアですから、今朝は古泉調教助手に引かれての運動のみで楽をさせてもらっています。厩舎にいながら、2ヵ月も競馬を使わないで過ごすというのはシンシアとしても初めての経験です。古泉助手は「楽しんでいるようですよ。ピリピリしなくなっていますから」と、追い切り明けでも機嫌が悪くならないシンシアを不思議そうな顔で見ていました。

2009年9月3日(木) 

　現在、栗東：石坂正厩舎在厩。

≪9月2日水曜日更新≫
　先週の新潟「新潟記念・GIII」を除外になったウインシンシアは、皮肉なことに元気一杯です。昨日は坂路を2本乗られ、今朝も古泉調教助手の騎乗で坂路を楽走で1本。状態面については文句なしのようです。次走は9月21日、阪神月曜9R「西宮S」芝1800mですから、それにあわせて追い切りスケジュールを組み直すことになります。

≪9月3日木曜日更新≫
　ウインシンシアは、古泉調教助手の騎乗で坂路を楽走で2本上がっています。前走の新潟「日本海S」が7月26日でしたから、およそ2ヶ月のレース間隔ともなりますと調整が難しいものですが、体調は安定しており、シンシア自身の精神状態も平静を保っているようです。