2009年9月10日(木) 

　レース後に右前脚の腫れが確認されたウインボールドですが、精密検査の結果、残念ですが故障が判明しました。診断は『右前脚の副管骨骨折』。相変わらず歩様に乱れを見せないボールドなのですが、それを支える腱も見てもらったところ、「かなり無理をしていたようで、広い範囲で傷んでいます。痛みを我慢してしまうタイプの馬なので、再度休ませれば復帰は可能でしょう。ただ、ここまでかなり腱や靭帯も酷使していますので、もう競馬はさせないほうがいいでしょう」というのが獣医師の判断でした。
　これを受けて山内調教師は、「今なら乗馬として大事に預かってもらえます。引退させてあげましょう」と、我慢強いボールドを労っていました。もちろん、当クラブも山内調教師の意見に賛同。ボールドを現役引退させる決断を下しました。
　このあとは、来週ぐらいまで厩舎に置いて適切な治療を施しながら、乗馬としての引き取り先を探すことになりました。
　なお、引退通知書はJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りさせていただきます。なかなか思うような競走成績をおさめることができず、志半ばで現役引退となりましたことを深くお詫びいたしますと同時に、 ここまで長きに渡り、ボールドに温かいご声援を送っていただいた会員の皆様には、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2009年9月3日(木) 

　現在、栗東：山内研二厩舎在厩。9/6（日）小倉12R　3歳以上500万下（芝：2600m）に出走が確定しました。

≪9月2日水曜日更新≫
　今週の小倉日曜12R芝2600mを松山騎手で予定しているウインボールド。今朝は上籠調教助手が騎乗して坂路を馬なり登坂で最終追い切りを完了しました。ただ、最終追い切り、とは言ってもほぼ楽走に近い内容で、4F59秒1、ラスト1F14秒0は物足りなくも感じさせます。それでも、山内調教師は「競馬を詰めて使ってきているし、輸送を考えればそんなに追う必要はないでしょう」と、予定通りを強調しており、力を出せる仕上がりとのことです。

≪9月3日木曜日更新≫
　昨日、軽めとはいえ追い切りを消化したウインボールドですから、今朝は藤井厩務員に引かれての運動のみで楽をさせてもらっています。「予想通り、頭数は多くならないようだし、楽しみだね」と、山内調教師もニンマリでした。

2009年8月27日(木) 

　現在、栗東：山内研二厩舎在厩。

≪8月26日水曜日更新≫
　ウインボールドは、上籠調教助手が騎乗してCWコースで1週前追い切りがかけられています。といっても、稽古駆けする古馬500万下アクセルカフェが相手でしたから、山内調教師の指示は「出走は来週だから今日は馬なりでいい」というもの。馬体が合っていたのは直線に向いたところまでで、あとはアクセルカフェが一杯に叩き出されるのを後ろからながめる形で終えています。「今日はアクセルカフェを直線までエスコートする役をお願いしました。ボールド自身はすごく順調だね」と、山内調教師は話しています。今週の特別レースにも特別登録は行っていましたが、あくまでも目標に変更はなく、来週の小倉日曜12R芝2600mに松山騎手で出走予定です。

≪8月27日木曜日更新≫
　追い切り明けのウインボールドですから、今朝は藤井厩務員に引かれての運動のみで楽をさせてもらっていました。昨日の追い切りは、一部専門紙では「アクセルカフェに1秒7遅れ」とされていますが、もともと五分に張り合うつもりがないのですから心配はいりません。その事情は昨日お伝えした通りです。

2009年8月20日(木) 

　現在、栗東：山内研二厩舎在厩。8/15（土）小倉12R　3歳以上500万下（芝：2000ｍ）に出走、結果6着に。

≪8月19日水曜日更新≫
　先週の小倉遠征は道悪馬場で右前脚の落鉄という不利が響いたウインボールド。幸い蹄にダメージはなく、今朝も元気に藤井厩務員に引かれての運動をこなしていました。このあとは、中2週の間隔で再度の小倉遠征を予定しており、9月6日、小倉日曜12R芝2600mが目標にあがっています。ジョッキーは3キロ減の松山騎手を押さえてあるそうです。

≪8月20日木曜日更新≫
　レース翌週にあたるウインボールドは、今朝も運動のみで楽をさせてもらっています。「次は再来週ですからね。ゆったり立ち上げて、明日から乗り出すぐらいでちょうどいいでしょう」と、上籠調教助手に焦りはありません。