2006年3月9日(木) 

　先週の金曜日に左肩跛行が認められ、中山競馬への出走を取り消したウインラシェーナですが、水曜日行われた検査の結果、左前脚腱鞘炎との診断が下りました。現在のラシェーナの症状を説明すると、左前脚の腱が炎症をおこしているだけで、それほど重症というわけではありません。しかし、順調に回復しても出走までに半年ほど時間を要する見込みであること、また炎症箇所が屈腱部の外側に位置しているために、今後も他の故障を引き起こす恐れがあること、その上、7歳という年齢的なことも考慮に入れて、伊藤正徳調教師、片山取材本部長、坂本取材局長で協議した結果、ここで現役を引退させてあげようという結論にいたりました。
　そして本日、伊藤正調教師立会いのもと、中央競馬への抹消手続きを完了したラシェーナは、11時40分、手配してあった馬運車で北海道新冠にある村上欽哉牧場へと旅立っていきました。今後は繁殖牝馬として第二の馬生を歩むことになります。会員の皆様には、永らくの間ラシェーナにご声援をいただき心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2006年3月2日(木) 

　現在、美浦：伊藤正徳厩舎在厩。3/5（日）中山12R　4歳以上1000万下（ダ：1800ｍ）に出走を予定しています。水曜日は乗り運動後、坂路を1本乗られ、その後Dコースにて追い切られました。伊藤正調教師は「先行したし、馬場もしめっていて走りやすかったせいか時計は少し速くなっていますが、馬なりですから心配ありません。ここまでじっくり調整してきた効果が出ているようで、先週の土曜と今日で仕上がり具合はいいと思いますよ。あとは、ラシェーナ自身がレースでどれだけ気分良く走れるかですね」と話していました。
　そして本日木曜日は、乗り運動後、北Cコースをダクで1周乗られ、その後森林コースを通って厩舎へ帰りました。伊藤正調教師は「以前は強く追うとゴツゴツ感がありましたが、今はそれも解消しています。じっくり乗ってきましたから、久々でも力は出せる状態です。いいレースをして欲しいですね」と話していました。

2006年2月23日(木) 

　現在、美浦：伊藤正徳厩舎在厩。水曜日は乗り運動後、坂路を1本乗られ、その後ウッドコースにて追い切られました。伊藤正調教師は「今日はテンに少し掛かり気味で、時計が速くなった分、終いは時計がかかってしまいました。でも、相手に併せる動きだったし、悪い内容じゃないですよ。今回はじっくり乗ってきたし、これでほぼ体は出来上がりました。今週末と来週とやれればいい形で出せると思います」と話していました。
　そして本日木曜日は、乗り運動後、北Cコースをダクで1周乗られ、その後森林コースを通って厩舎へ帰りました。伊藤正調教師は「昨日はビッシリ追い切りましたが、今日は前の出に硬さはなかったですし、大丈夫ですね。今回は今までと違って、じっくりと作ってきた効果が表れているようです。フレグモーネの傷痕もだんだんと固まってきて良くなっていますし、順調ですよ」と話していました。
　なお、次走は来週3/5（日）中山12R、牝馬限定ダート1800ｍの予定です。

2006年2月16日(木) 

　現在、美浦：伊藤正徳厩舎在厩。水曜日は乗り運動後、坂路を2本で追い切られました。伊藤正調教師は「まだフレグモーネになったところが固まっていなし、少し気にする素振りをすることもありますから、じっくり調整しています。予定は中山2週目ですし、時間に余裕があるので心配ないですよ」と話していました。
　そして本日木曜日は、乗り運動後、北Cコースをダクで1周乗られ、その後森林コースを通って厩舎へ帰りました。伊藤正調教師は「入厩当初は左トモに力が入らないところがあったけど、最近ではだいぶ良くなってきました。乗っている助手もそう感じているみたいですし、カイバもしっかり食べていて元気ですから、心配はいりません。使うまでにはあと3〜4本は時計を出せるので、いい形で出せると思います」と話していました。
　なお、次走は3/5（日）中山12R、牝馬限定ダート1800ｍの予定です。