2006年5月11日(木) 

　先週のサウジアラビアロイヤルカップに出走したウインセイヴァーは、レース中3、4コーナーの中間あたりで歩様がおかしくなり、4コーナーでも、もう一度ガクッと来ました。そこで本田騎手はセイヴァーを止め、下馬。歩様に乱れはあったものの自力で馬運車に乗り、戻ってくることができたため、最悪の事態は回避できるものと思われました。しかし、診療所で検査をした結果、右前管骨の骨折、さらに亀裂がすでにずれており、処置を行える状態ではなかったということで、安楽死の処置がとられました。
　着々と力を付け、オープンまで昇り詰め、今後の飛躍がさらに期待されていただけに、とても残念なこととなってしまいました。今はセイヴァーの冥福を祈るばかりです。
　なお、ご出資の皆様には、JRAからの見舞金が確定する約1ヶ月後に、引退通知書をお送りさせていただきます。永らくのご声援本当にありがとうございました。

2006年5月4日(木) 

　現在、栗東：西浦勝一厩舎在厩。5/7（日）東京10R　サウジアラビアロイヤルカップ（4歳以上OP／ダ：1600ｍ）に出走を予定しています。水曜日は、本田騎手を背に、Bコースで単走で追い切られています。最初から最後まで馬なりで、時計は6Ｆ86秒1と目立ちませんでしたが、本田騎手は「連戦が続いている馬だからこんなもんで十分でしょう。脚さばきにぎこちないところは感じないし、力は出せるデキです」と、追い切り後の感触を話していました。今週の東京遠征のあと、北海道のファンタストクラブで一息入れることが決まっており、さすがに「右方上がりの絶好調」という表現にはなりませんでしたが、「夏の北海道で1700ｍを使うためにも、今週の1600ｍでいい競馬をしなくちゃね」と、本田騎手も気合いが入っています。
　そして本日木曜日は、追い切り明けということで、松浦調教助手に引かれての運動を60分。北海道視察から戻ってきた西浦調教師が確認して、「歩様に問題はありませんし、気配も文句なしです」のお墨付きをもらっています。31頭という多数の登録がありましたが、セイヴァーはその中で12位という賞金順位。無事に出走できます。

2006年4月27日(木) 

　現在、栗東：西浦勝一厩舎在厩。水曜日は、柳田調教助手が騎乗して角馬場でじっくり20分以上乗られ、そのあとCWコースに出て併せ馬で追い切られています。相手は本田騎手が乗ったマイネルポライトで、西浦調教師の指示は「マイネルポライトの動きに合わせるぐらいでいいよ」というものでした。セイヴァーが先行して、ポライトが5ハロンの標識あたりで急激に追いつき、追い越してしまう形。最後はセイヴァーが半馬身ほど遅れてしまいましたが、「これで十分」と、西浦調教師も本田騎手も柳田調教助手もニコニコしていました。しまいの伸びも十分で、順調のようです。
　そして本日木曜日は、追い切り明けということで、予定通りの運動のみ。運動と手入れで忙しい松浦調教助手にかわって、柳田調教助手が「まったく問題ありませんね。昨日の追い切りだって、相手に合わせただけの遅れですから、まったく気にしないでくださいね」と、丁寧な解説がありました。さすがは古馬のオープン級。安定しています。

2006年4月20日(木) 

　現在、栗東：西浦勝一厩舎在厩。水曜日は、柳田調教助手が騎乗してBコースで追い切られています。松浦調教助手の姿が見えないので、先週の寝違いがまだ尾を引いているのかと思いましたが、数分後に引き手綱を持って現われて、「もう大丈夫です。今日は少し時計を出すというのでかわってもらいました」と話していました。大したことはなかったようです。追い切りは、終始馬なりで進み、残り1F標識を過ぎたところから軽く仕掛けて12秒5という内容でした。「まだ頼りないけど、速いところを乗るとオープン馬ですね」と、柳田調教助手です。今週のアンタレスSはもちろん回避ですが、賞金順位は13位と意外なほど高く、これを踏まえて考えるとサウジアラビアロイヤルCの除外は心配ない雰囲気です。
　そして本日木曜日は、追い切り明けということで、いつものパターンで運動のみ。松浦調教助手に引かれてじっくり1時間の運動を消化しています。特別登録をしていたアンタレスSは予定通り回避します。西浦調教師によると、実は交流重賞のかきつばた記念にも登録したそうですが、4頭の出走枠どころか、5頭の補欠にも当たりませんでした。「やっぱり、そっちの壁は厚いですね。あと2つぐらい勝たないと無理でしょうね」と、少し渋い顔の西浦調教師です。