2006年7月26日(水) 

　抹消検査のために谷厩舎に入厩していたウインタクティクスは、JRA診療所との話し合いの結果、見舞金の増額が認められることとなりました。そして、本日25日に中央競馬の登録を抹消、その足でトレセン近郊にある東近江トレーニングファーム（旧花の木牧場）に旅立ちました。
　なお、そこでは谷厩舎の先輩キングザファクトが競技用の乗馬として全国大会に出場するほどとなっており、タクティクスも今後ケガが完治し、センスのあるところを見せることが出来れば、名前はそのままで大会に出場する可能性もあるとのことです。
　本日を持ちましてタクティクスは、競走馬としての生活を終えることとなります。しかし、これから乗馬としての第二の馬生が始まりますので、出資会員の皆まさには今まで永い間応援いただいたことを深く感謝すると同時に、今後もタクティクスに今までと変わらず温かいご声援をいただければと思います。

2006年7月21日(金) 

　抹消診断のために谷厩舎に入厩しているウインタクティクス。昨日、JRAの診療所で行なわれたエコー検査の手続きを区切りとして、見舞金の支給手続き〜抹消という手順を踏むことになると思われていましたが、若干の見解の相違が生じているとの報告が谷調教師からありました。
　「放牧先で発症した屈腱炎が、前回のレース中に発症した腱鞘炎から発展したものなのかどうか、JRAの診療所の獣医師の見解が一致しないというのです。話し合った結果、来週の水曜日に改めて検査して結論を出すということになり、了承しました」と、谷調教師の報告です。
　単なる抹消と、屈腱炎による抹消では支給額に開きがあり、それが出資会員の皆様への精算金に直接響くものであることから、谷調教師が頑張ってくれています。当クラブとしてもその申し出を承諾。来週水曜日まで、谷厩舎で軽い運動をしながら待機することになりました。

2006年7月19日(水) 

　ウインタクティクスは、抹消検査のために本日19日3時過ぎに谷厩舎に入厩しています。ミッドウェイファームで発症した屈腱炎ですが、これが以前トレセンから放牧に出るときにJRAの診療所で「腱鞘炎」とされたものが原因なのかどうかを診察する目的で、認められれば若干の見舞金の増額となります。なお、タクティクスは、すでに乗馬に引き取られることは確定しており、金曜日には栗東トレセン近くの花の木牧場に移動し、そこで少年少女向けの乗馬として可愛がってもらえることが決定しています。

2006年6月28日(水) 

　ミッドウェイファームで帰厩へ向けての調整中、右前裏に熱と腫れが見られたウインタクティクスは、6/26（月）に谷調教師立ち会いのもと、ノースショアリハビリランチにて、再度エコー検査を行いました。診断結果は、軽度ではありますが「右前屈腱炎・全治9ヶ月」との診断が下りました。
　立ち会った谷調教師からは「屈腱炎としては軽度のものですから、だましだまし稽古をしてレースに1回か2回使える可能性というのはあると思います。ただ、障害だと最悪レース中での腱断裂ということも考えられますからね。もう一つの選択肢としては、完全に休養させて復帰に賭けるということ。でも、この場合は最低9ヶ月は欲しいところです。ただ、屈腱炎ですから、それだけ休ませれば完全に不安がなくなるというものでもありません。どうしましょうか？」と片山取締役社長に相談がありました。
　そこで協議の結果、どういった使い方をするにしても、屈腱炎の不安を抱えつつ、今後レースで好結果を望むのは厳しくなるのではないかとの結論から、中央競馬の登録抹消をすることで話が合意しました。
　なお、今後は近日中に栗東トレセンへ移動し、登録抹消の手続きを取ることとなりますので、詳しい日付が決まり次第すぐにお伝えいたします。