2007年11月7日(水) 

　先週、福島へ遠征したウインゼフィールでしたが、残念ながら思ったようなレース結果を残すことができませんでした。
　このレース結果を受けて、松永幹調教師から連絡が入り「良質な血統背景、そして充実した馬体から、500万クラスならキッカケひとつでレース内容が変わると思って預からせていただきましたが、やはり牝馬の気性難というのは、なかなか解消しづらいものですね。この年齢になって馬運車内での粗相も指摘されてしまったことですし、これ以上、現役生活にこだわるのは馬がかわいそうな気がします。引退の方向で検討していただけないでしょうか」という打診がありました。そこで、再度、当クラブ片山と協議を重ねた結果、ゼフィールの現役引退を決断しました。
　今後につきましては、北海道新冠にある村上欽哉牧場で繁殖牝馬として第二の馬生を送ることが決まり、タイミングよく北海道行きの馬運車が見つかったことから、9日金曜日の登録抹消手続きを待たずして、ゼフィールは、本日午後、北海道へと旅立って行きました。
　会員の皆様にはここまで永きに渡りご声援をいただきましたことを、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。なお、引退通知書はJRAの見舞金が確定する約1ヵ月後にお送りさせていていただきます。

2007年11月1日(木) 

　現在、栗東：松永幹夫厩舎在厩。11/3（土）福島7R　3歳以上500万下（芝：1200ｍ）に出走が確定しました。

≪10月31日水曜日更新≫
　船橋遠征の際に左の腰カドに外傷を負ったウインゼフィールですが、さすがに動物の傷の治りは早く、すでに傷は跡形もなく完治していました。先週末日曜日には坂路で4F55秒5、ラスト1F13秒1をマークしており、松永幹調教師は「福島の芝1200mに行きます」と、昨日の段階で明言していました。今朝の追い切りは、ラスト1Fがエラーとなってしまったことで、全体の時計が計測不能（ラップタイムは14秒0→12秒9→13秒0→計不）となってしまいましたが、「最後は13秒台のなかばぐらいで頑張っているはずです」と、松永幹調教師は言います。となれば、今日の坂路で推定4F53秒台なら上々の内容でしょう。
　「体調自体は良さそうですから、輸送さえこなしてくれたら、ですね」と、ふくみのある言い方ですが、松永幹調教師は好調維持を確認していました。ゼフィールは、今週の福島土曜7R芝1200mに、木幡騎手で出走の予定です。

≪11月1日木曜日更新≫
　追い切り明けのウインゼフィールですから、今朝は運動のみで楽をさせてもらっていました。「帰厩後の稽古の動きがいいですからね。あとは気持ちひとつで走ってくれてもおかしくないと思うんです」とは松永幹調教師の見解です。この福島開催でノッてる木幡騎手に「気持ち」を注入してもらいたいものです。

2007年10月24日(水) 

　本日、公営・船橋競馬8R「フェイスフルレイン特別」に出走を予定していたウインゼフィールですが、出走を取り消すことになりました。
　出走取り消しの原因は、昨日の船橋競馬への輸送中に馬運車内で暴れ、お尻に広範囲に渡って外傷を負ってしまったためです。競馬場到着後の歩様チェック、また今朝の歩様チェックでも違和感はありませんでしたので、出走自体は可能な状態と見受けられましたが、パドック周回の際にも傷が目立つような状況でもあり、主催者側からも出走を見送って欲しいという要請もあったことで、出走取り消しを決断しています。
　松永幹調教師は「大変申し訳ありません。気性の難しい馬なので、今野騎手のハードな騎乗スタイルでどんな変わり身を見せるか楽しみにしていただけに残念ですが、無理はさせられませんので取り消すことにしました。ただ、担当厩務員の報告では、外傷が治ればすぐにレースを使える状態とのことですから、トレセンに戻って馬体を確認して、問題がなければ次の出走プランを組もうと考えています」と、語っていました。
　ゼフィールは、今日はこのまま船橋競馬場に1泊して、明日の馬運車で栗東へと引き上げることになっています。

2007年10月18日(木) 

　現在、栗東：松永幹夫厩舎在厩。10/24（水）船橋競馬　フェイスフルレイン特別（指定交流競走／ダ：1600ｍ）に出走を予定しています。

≪10月17日水曜日更新≫
　先週土曜日、検疫の補欠が繰り上がって急遽入厩を果たしているウインゼフィール。早速、来週水曜24日に公営・船橋競馬場で行われる中央交流レース「フェイスフルレイン特別」ダート1600mに出馬投票を行ったところ、見事に当選しました。今朝は、この船橋遠征に向けての追い切りで、額田調教助手の騎乗でCWコースを単走で追われています。しまいは一杯に追われ、絶好調時の勢いとまではいきませんでしたが、松永幹調教師は「あと1本やれますから、使うつもりで行きましょう」とGOサインを出しました。なお、レースの鞍上は、ウインバリエンテが復調を来すキッカケを作ってくれたジョッキーでもある、今野騎手を手配して快諾をもらっています。

≪10月18日木曜日更新≫
　追い切り明けのウインゼフィールは、厩舎周りの運動のみで楽をさせてもらっています。追い切りに騎乗した額田調教助手は「体はいいんですが、まだ気合が足りない感じがしました。もう1本追えますから、それで良くなってくれるでしょう」と語っていました。公営・船橋の中央交流戦で手綱を取る今野騎手のムチにも期待です。