2013年9月11日(水) 

　先週の中山では、勝負どころではいつも通りスムーズに動けず、最後は内から差を詰めたものの、前を行く馬を僅かに捕らえられずに2着に敗れたウインフェロー。このスーパー未勝利戦で勝ち上がれなかったため、事実上、今後フェローが出走できる中央競馬のレースはなくなってしましました。さらには、レース後、右前裏に腫れが確認され、本日11日（水）にエコー検査を行ったところ、「右前屈腱炎」という診断が下されています。そこで関係者で協議を行った結果、残念ではありますが、ここでの現役引退を決定。明日12日（木）に中央競馬の登録を抹消する予定となっています。
　今後は、乗馬にて引き取り先を探しますので、行き先につきましては、JRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りする引退通知書にてお知らせいたします。
　出資会員の皆様には、ご期待に添えず、大変申し訳ありませんでした。短い間でしたが、温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2013年9月5日(木) 

　今週のスーパー未勝利戦でラストチャンスに賭けるウインフェローは、昨日4日（水）に最終追い切りがかけられました。相手は3歳未勝利トランプクイーンで、フェローが3馬身の追走でスタート。序盤から勢い良く進んだフェローは、残り2F地点で前に追いつきますが、そこからは一杯に追われても伸びは見せられません。最後は再び差を広げられ、半馬身の遅れでフィニッシュとなっています。
　尾関調教師は「稽古は動かない馬ですからね。それでも最後まで踏ん張っていましたし、フェローとしては動きは良かったのではないでしょうか」と一定の評価を与え、「続戦続きですから、トモに少し疲れが残っている状況ではありますが、前回のように週末に向けてキッチリとケアをして送り出すので心配は要りません。上積みはないかもしれませんが、前走と同じくらいの状態では出走させられると思います。未勝利を勝つ力はある馬ですし、なんとかしたいですね」と勝ち上がりを願っていました。
　そして本日5日（木）は追い切り明けですが、南馬場で乗り運動が行われ、午後からの出馬投票で今週の中山日曜4Rダート1800ｍに戸崎騎手で出走が確定しています。前残りで時計が速くなる新潟より中山の方がフェローに合っていることは間違いありませんし、今回はメンバーにも恵まれた印象ですから、最後のチャンスを掴んで欲しいところです。

2013年8月29日(木) 

　来週の中山のスーパー未勝利戦でラストチャンスに賭けるウインフェローは、昨日28日（水）は坂路を楽走1本からWコースをキャンターで1周というメニューを消化し、本日29日（木）はWコースにて1週前追い切りがかけられました。
　単走だと気難しさを出して動かないフェローですから、併せ馬の予定を組んで相手と一緒にWコースへ入りますが、そこで相手の歩様に違和感が確認されたため、急遽その馬は追い切りを中止。フェローは単走での追い切りとなりました。併せ馬の形でないと動かないのは相変わらずで、直線では頭が高くなり、ラスト1Fも一杯に追われて13秒5と時計を要しています。
　尾関調教師は「やはり単走だとこんな感じですね。それでも、最近は追い切りは動かなくても競馬では最後まで真面目に走るようになっていますから、あまり気にすることはないでしょう。馬体も戻っていますし、体調面は変わりはないと感じます」と話していました。
　次走は、来週の中山の土日にひと鞍ずつ組まれているスーパー未勝利戦のダート1800mのどちらかに戸崎騎手で向かう予定となっています。

2013年8月22日(木) 

　先週の新潟では4コーナーもスムーズに回ったものの、最後は伸び切れず2着惜敗となったウインフェロー。レース後はいつも通りトモに疲れは見られるものの、大きなダメージではありませんし、新潟までの往復でも馬体を大きく減った印象はありません。
　次走については、来週の新潟最終週に出走させられれば、最大であと2回使えることになりますが、使い詰めで馬体の回復に時間が必要なこと、暑い新潟へ中1週で再び連れていくのは厳しい条件であることなどから、来週の出走は取り止めることが決まっています。今後は中2週としっかり間隔を取り、中山の1週目の土日にひと鞍ずつ組まれているスーパー未勝利戦のダート1800mのどちらかに戸崎騎手で向かう予定となっています。
　尾関調教師は「もちろん体調面もありますが、前が止まらない新潟よりは消耗戦となる中山の方がフェローには合っている気がします。次が正真正銘のラストチャンスになるわけですから、キッチリ仕上げて送り出したいと思っています」と気合が入っていました。
　なお、今週は本日22日（木）から馬場での乗り運動を開始しています。